本研究は、生命の危機状態にある子どもと家族のふれあいを促すための看護実践について明らかにすることを目的とし、PICUにて5年以上臨床経験のある看護師10名に半構造化インタビューを行い、質的記述的に分析した。 まず、面会前に備える看護実践という準備段階から始まっており、子どもと家族の対面場面を支える看護実践、ふれあいを促すケアに関する看護実践という身体接触を促す場面での介入が示された。さらに、ベッドサイドで家族に伝える看護実践、子どもと家族のことを知る看護実践という心理面に焦点をあてた介入も見出され、多岐に渡る内容で構成された。
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