運動前後の磁気共鳴画像(MRI) 撮影よって、運動による腰椎椎間板への負荷を非侵襲的に評価できる手法があり、本研究は野球経験者の身体的特徴と各野球動作による椎間板への負荷との関連を明らかにした。 野球経験を有する健常成人男女を対象とし、反復性の投球・打撃・守備動作前後のMRI撮影と関節可動域計測を、各実験日を1週間以上空けて実施した。解析結果より、立位で最大限に腰椎を反らせた時およびスクワット膝関節90度時の腰椎角度と守備動作による椎間板への負荷値に関連があり、腰椎を大きく反ることができない人や守備姿勢で腰椎が曲がってしまう人は、椎間板への負荷が大きくなることが確認された。
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