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本研究は、導電繊維を用いた周辺環境への接触や触れ方の認識技術の開発を目的とする。この目的に対し、①周辺環境自体を導電繊維で構築することによる押下や押下圧力の認識、ならびに②接触位置およびその向きの技術開発に取り組んだ。 その結果本年度は2件の成果を国内学会にて報告した。目的①に対してコンピュータミシンを用いた導電繊維によるアレイパターンを布上に印刷し、非導電性の布を挟んでサンドイッチ構造にすることで、構築された布型キーボードデバイスに対するキー押下および押下圧力の認識を行った。また、目的②に対して1m四方の導電アレイになっているカーペットデバイスにアレイの各行および各列間に流れた直流電流の経路や電圧降下から、電気抵抗およびダイオードをとりつけた導電性靴下を装着して立ったユーザの立ち位置や向きの認識を行った。 1年半の研究期間のうち、前年度の半年分は対外的な成果報告がなかったため、研究機関全体としての成果は以上となる。 これらの成果は手袋型デバイスで行うという当初の予定とは異なるものの、新規性に富む入力インタフェースであり、これらの知見は手袋型デバイスにも活用可能であるため、おおむね研究目的を達することができた。 一方で、手袋型センシング技術において把持物体や周辺環境とのインタラクションの構築は期間内に完了しなかったため、上記の研究開発した技術を手袋型デバイスにも適用し、当初の研究目的の達成を今後目指す。
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