研究実績の概要 |
本研究の目的は、日本の防災教育の知見を活かし、タイの伝統文化や社会構造と調和する、災害レジリエンス教育実践のための教員研修プログラムのコンテンツを開発し、その有効性を検証することである。 初年度は、新型コロナウイルスの感染拡大・継続に伴い、海外研究拠点(メーファールアン大学)への渡航はできなかった。他方で、日本の防災教育の知見についての理解を深めるため、熊本県内の災害遺構の訪問調査や意見交換などからなる第1回研究会を熊本大学にて開催した。この他、海外研究拠点の学生と教職員を対象とする防災教育のワークショップなどをオンラインで複数回実施するとともに、海外共同研究者と国際共著論文の執筆に取り組んだ。 海外研究拠点に対するオンライン講義の実績は次の通り。 1. Sakata, Nozomi. (2022). Education in Africa: An Overview. Invited by Asian Research Centre for International Development School of Social Innovation, Mae Fah Luang University, Chiang Rai, Thailand. 7 March. 2. Sakata, Nozomi. (2021). Making a Lesson Plan for Disaster Training. Invited by Asian Research Centre for International Development School of Social Innovation, Mae Fah Luang University, Chiang Rai, Thailand. 23 October.
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