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2021 年度 実施状況報告書

日本・ハンガリー・チェコ共同によるガンマ線バースト観測超小型衛星団の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21KK0051
研究機関広島大学

研究代表者

深沢 泰司  広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 教授 (60272457)

研究分担者 水野 恒史  広島大学, 宇宙科学センター, 准教授 (20403579)
須田 祐介  広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 助教 (70910321)
研究期間 (年度) 2021-10-07 – 2027-03-31
キーワードガンマ線観測 / ガンマ線バースト / 超小型衛星 / シンチレーター / SiPM
研究実績の概要

本年度は、これまでの共同研究で準備したガンマ線バースト観測超小型衛星1機を2022年2月に打ち上げ、観測を開始しようとしている。また、2021年3月に打ち上げた衛星はガンマ線バーストを複数検出した後、アンテナ不調により、現在通信復旧を進めている。次の衛星のため、CsIシンチレーターとSiPMを購入して、準備を開始した。この他、SiPMによるシンチレータの読み出しの改良実験やSiPMの放射線劣化についてのスタディを進めた。これらの
活動について複数の研究会などで発表報告を行った。ハンガリー側との対面での打ち合わせはできなかったが、インターネットによる打ち合わせは複数回行い、次の衛星に関する進め方を協議した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度内にハンガリーを訪問して、次の衛星の打ち合わせと作業を行う予定であったが、新型コロナのオミクロン株の広がりのため、渡航できなかった。打ち合わせはインターネットで行ったが、作業が進んでいない。

今後の研究の推進方策

B1機目の衛星の通信回復、2機目の衛星によるガンマ線バーストの観測を推進する。また、3機目の衛星の準備を進める。2機そろったところで、ガンマ線バーストを同時に検出して、方向の決定を試みる。シンチレータとSiPMの検出器の改良実験を進める。

次年度使用額が生じた理由

ハンガリーに出向いて打ち合わせと作業を行う予定であったが、新型コロナのオミクロン株の広がりのため、渡航できなくなったため、次年度に渡航を遅らせることとした。現在のところ、2022年9月に訪問を予定している。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2022 2021 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)

  • [国際共同研究] Konkoly Observatory/Eotvos University(ハンガリー)

    • 国名
      ハンガリー
    • 外国機関名
      Konkoly Observatory/Eotvos University
  • [雑誌論文] Simulations of expected signal and background of gamma-ray sources by large field-of-view detectors aboard CubeSats2021

    • 著者名/発表者名
      G. Galgoczi, Y. Fukazawa (12th), et al.
    • 雑誌名

      Journal of Astronomical Telescopes, Instruments, and Systems

      巻: 7 ページ: id. 028004

    • DOI

      10.1117/1.JATIS.7.2.028004

    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] GRB observations by Cubesat GRBAlpha~VZLUSAT-2~beyond2022

    • 著者名/発表者名
      大野雅功、深沢泰司、and CAMELOT team
    • 学会等名
      Fermi-LAT Collaboration meeting
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 超小型衛星群による重力波対応天体探査計画CAMELOT2022

    • 著者名/発表者名
      大野雅功、深沢泰司、and CAMELOT team
    • 学会等名
      超小型衛星利用シンポジウム2022
  • [学会発表] GRBAlpha: technology fleet nanosatellite CAMELOT monitoring gamma-ray sky2021

    • 著者名/発表者名
      J. Ripa, Y, Fukazawa, and CAMELOT team
    • 学会等名
      Variable stars conference in Pragu
    • 国際学会

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公開日: 2022-12-28  

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