研究実績の概要 |
Porphyromonas gingivalis (Pg)のRNAseqに関して、Pg 菌体 (WC) と外膜小胞 (OMV)からのRNA抽出方法を確立した。また、Pg WCとOMVに含まれるRNA成分をRNA-seqにより解析し、OMVs中に蓄積されるRNA成分が明らかになった。Pg WC由来RNAを使ってCappable-seqを行い、Pg ゲノム上の2,354ヵ所の転写開始点を同定できた。 Pg WC OMVsをマウスへ静脈内投与した後の、各臓器 (blood, brain, heart, limb, liver, lung, kidney, spleen, pancreas) からDNAを抽出し、リアルタイムPCRで検出を試みたところ、PgのWC投与の場合、48時間後、調べた臓器のいずれからもからもDNAが検出されなかった。一方PgのOMVs投与の場合は、48時間後には、脳で検出されたが、その他の臓器からは検出されなかった。
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