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2023 年度 実施状況報告書

母子継続ケアのためのICTを活用した遠隔健診の展開について

研究課題

研究課題/領域番号 21KK0169
研究機関東京大学

研究代表者

菊地 君与  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (40644737)

研究分担者 イスラム ラフィクル  九州大学, 大学病院, 学術研究員 (20815906)
錦谷 まりこ  九州大学, 大学病院, 学術研究員 (40327333)
伊豆倉 理江子  九州大学, 医学研究院, 学術研究員 (80805292)
佐藤 洋子  九州大学, 医学研究院, 助教 (90778812)
池田 すばる  九州大学, 医学研究院, 助教 (40972675)
研究期間 (年度) 2021-10-07 – 2027-03-31
キーワード母子保健 / 遠隔医療 / バングラデシュ / 母子継続ケア
研究実績の概要

バングラデシュの農村部においては、母子継続ケアが十分に実現されていないことが課題となっている。そこで代表者等は、医療へのアクセスが困難な地域においても母子が継続的にケアを受けられるようにするため、ICTを利用した母子遠隔健診システムを構築し、母子への継続ケアを提供している。また、遠隔健診を行った地域の母子の疾病罹患率を、実施していない地域と比較することで、介入の有効性を示すことを目的とする。
2023年度は母子遠隔健診システムの有効性を調査するため、前年度に引き続きバングラデシュ国において実証サイトでの健診を実施した。研究開始より合計で母子488組に対し、2411回の健診を行ったことになる。また、日本側及びバングラデシュ側の研究者による報告会を毎月実施し、進捗の共有を行った。
研究チームメンバーの一部がバングラデシュを訪問し、ヘルスワーカーによる遠隔健診が適切に行われているかを実証サイトにおいてモニタリングした。また、同訪問中にバングラデシュと日本の研究チームで現状に関する報告などの研究交流を行い、引き続き密な研究協力体制をとっていくことを確認した。
研究発表としては、九州大学アジアウィークのシンポジウムにて発表を行った。また代表者はバングラデシュでの母子遠隔健診システムに関する研究の成果に対し、内閣府より「女性のチャレンジ賞」の特別部門賞を受賞した。本受賞については大学の定例記者会見やメディアでの報道があった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

代表者の所属先異動があり現地調査がやや遅れている。

今後の研究の推進方策

2024年度は前年度に引き続き母子への遠隔健診と介入が適切に行われているかのモニタリングを行う。

次年度使用額が生じた理由

代表者の所属先異動により研究にやや遅れが生じているため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] グラミンコミュニケーションズ(バングラデシュ)

    • 国名
      バングラデシュ
    • 外国機関名
      グラミンコミュニケーションズ

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公開日: 2024-12-25  

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