研究課題/領域番号 |
21KK0176
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
辻 雅弘 京都女子大学, 家政学部, 教授 (80579467)
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研究分担者 |
佐藤 義朗 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (30435862)
小野田 淳人 山陽小野田市立山口東京理科大学, 薬学部, 助教 (70835389)
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研究期間 (年度) |
2021-10-07 – 2027-03-31
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キーワード | 低出生体重児 / 間葉系幹細胞 |
研究実績の概要 |
低出生体重モデルラットに対する臍帯由来間葉系幹細胞治療の効果検証として、当研究室で脳組織の評価や脳脊髄液・血液中サイトカイン測定などを行なった。相手国フランスの共同研究者Coq上級研究員は脳脊髄の電気生理学的評価(in vitro rate-dependent depression)とWestern blottingによるチャネルタンパク質の定量を行なっているが、予想されたように低出生体重仔を得る確率が低く、進捗はやや遅れている。本研究の趣旨として日本側研究代表者がフランスへ赴いてモデル作製手術を行い、効率よく低出生体重仔を得る計画であるが、現在のところコロナ感染拡大状況から渡仏できていない。それでも、本研究課題開始前から行なっていた共同研究の成果を現在Coq上級研究員と共同で執筆中である。母乳中成分(ラクトフェリン)補充の効果検証は、相手国スイスのSizonenko准教授と行う計画であるが、渡航することができず、進捗は遅れている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ感染拡大状況から、相手国のフランスへもスイスへの渡航できておらず、本研究の趣旨であるモデル作製技術を有する日本側研究代表者が現地へ赴いてモデル作製手術を行うことができていない。
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今後の研究の推進方策 |
低出生体重モデルラットに対する臍帯由来間葉系幹細胞治療の効果検証は、本研究課題開始前から行なっていた共同研究の成果をフランスのCoq上級研究員と共同で執筆中であり、2022年5月中の論文投稿を目指している。2022年8月から9月には渡欧し、現地で共同で実験を実施する計画である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ感染拡大状況から、相手国のフランスへもスイスへの渡航できず、当初の使用予定額よりも大幅に少なくなった。他に獲得している研究助成の研究課題と本課題は共通点があることから、それらの研究助成金を使用したこともあり、本課題の前年度(2021年度)の使用額が少なくなった。2022年は8月から9月に渡欧する計画にしている。また、実験補助員を雇用し、実験が早く進むようにする計画であり、それらの費用として使用する。
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