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2024 年度 実績報告書

「帝国経験のリアリティを伝える歴史学」のための日韓共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 21KK0212
研究機関一橋大学

研究代表者

加藤 圭木  一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (40732368)

研究期間 (年度) 2022 – 2024
キーワード植民地支配 / 歴史認識 / 地域社会 / 市民社会 / 朝鮮 / パブリックヒストリー / 歴史実践
研究実績の概要

本研究の目的は、(1)地域社会史を中心とした帝国日本の歴史の実証的研究、(2)入門的書籍の開発など市民に歴史を伝える方法を検討することであるが、それらを実施する上で韓国に滞在して調査を実施するとともに、韓国の研究者・学生・市民と共同で作業を進めることが必要不可欠である。そこで2023年3月から2024年1月にかけて韓国に滞在し、研究を進めた。
(1)に関しては、ソウル大学校奎章閣韓国学研究センターおよびソウル市立大学に滞在し、資史料の調査を進めるとともに、韓国の最新の研究状況に触れることができた。特に、植民地期朝鮮の地方社会の政治構造・経済構造について、考察を深めることができた。さらに、ソウルやその周辺地域、さらには韓国の各地で現地踏査を重ね、植民地期の地位社会の構造やその変容について理解を深めることができた。
(2)に関しては、韓国での調査活動を基盤に、加藤圭木監修、朝倉希実加ほか編『ひろがる「日韓」のモヤモヤとわたしたち』(大月書店、 2023年)、ならびに新たな歴史入門書である加藤圭木監修、一橋大学大学社会学部加藤圭木ゼミナール編『大学生が推す 深掘りソウルガイド』(大月書店、2024年)の制作を進め、刊行することができた。刊行後には、それぞれの書籍に関して市民向けシンポジウムを開催し、書籍の意義について考察を深めることができた。さらに(2)に関連して、韓国国内で開催されたシンポジウムで日本の植民地支配認識や東アジアの平和構築の問題について多数の研究発表を行うことができた。
2024年度は(1)の研究を引き続き進めるとともに、(2)で刊行した2冊の入門書の意義と成果について議論と整理を行った。また、韓国滞在中に構築した人的ネットワークに基づき、独立紀念館の研究者を招請し、共同セミナーを開催することもできた。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2025 2024 2023

すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [国際共同研究] ソウル市立大学(韓国)2023

    • 年月日
      2023-03-13 – 2023-06-13 | 2023-06-192023-07-07 | 2023-07-142023-09-06 | 2023-09-092024-01-28
    • 国名
      韓国
    • 外国機関名
      ソウル市立大学
    • 主な海外共同研究者名
      朴俊炯
    • 部局
      人文大学国史学科
    • 職名
      副教授
  • [国際共同研究] ソウル大学(韓国)2023

    • 年月日
      2023-03-13 – 2023-06-13 | 2023-06-192023-07-07 | 2023-07-142023-09-06 | 2023-09-092024-01-28
    • 国名
      韓国
    • 外国機関名
      ソウル大学
    • 主な海外共同研究者名
      洪宗郁
    • 部局
      人文大学国史学科
    • 職名
      副教授
  • [雑誌論文] 若者の歴史認識について:日韓関係を中心に2025

    • 著者名/発表者名
      加藤圭木
    • 雑誌名

      学習の友

      巻: 861 ページ: 58-61

  • [雑誌論文] 「日韓」のモヤモヤからわたしたちが出会った新たな世界2024

    • 著者名/発表者名
      加藤圭木,朝倉希実加、李相眞、沖田まい、熊野功英、根岸花子、藤田千咲子
    • 雑誌名

      歴史地理教育

      巻: 977 ページ: 12-19

  • [雑誌論文] 日本植民地支配下朝鮮のリアリティ2024

    • 著者名/発表者名
      加藤圭木
    • 雑誌名

      季刊社会運動

      巻: 456 ページ: 113-122

  • [学会発表] 「日韓」のモヤモヤからわたしたちが出会った新たな世界2024

    • 著者名/発表者名
      加藤圭木,朝倉希実加、李相眞、沖田まい、熊野功英、根岸花子、藤田千咲子
    • 学会等名
      歴史教育者協議会2024年度大会基調講演
    • 招待講演
  • [図書] 「モヤモヤ」を通して一緒に知っていく「日韓」の歴史と未来(朝鮮語)2025

    • 著者名/発表者名
      加藤圭木監修、朝倉希実加・李相眞・牛木未来・沖田まい・熊野功英編(ソ・ジョンワン監訳)
    • 総ページ数
      356
    • 出版者
      ソミョン出版(韓国)
  • [学会・シンポジウム開催] 一橋大学大学院社会学研究科加藤圭木研究室・独立紀念館韓国独立運動史研究所 2024 年度国際学術交流セミナー2024

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公開日: 2025-12-26  

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