研究成果の概要 |
植物は、病原体の感染や外環境変化に対処するために細胞内膜系を巧みに使い分けている. 本研究では, 細胞内膜系動態から植物の生存戦略の理解を深めることを目指した. 虫害応答研究では, 小胞体由来のオルガネラERボディを使った新規の防御系の実態を解明した. 一方, 外環境応答研究では, 小胞体流動を駆動するAnti-Myosin XI細胞骨格系が器官屈曲のブレーキとして働いていることを見いだし, 「植物の器官が真直ぐに伸びる」という基本的な成長原理に関わる仕組みの存在を明らかにした.
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