研究課題/領域番号 |
22220011
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
建石 隆太郎 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 教授 (90114545)
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研究分担者 |
近藤 昭彦 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 教授 (30201495)
スリ・スマンティヨ J・T 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 准教授 (40396693)
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研究期間 (年度) |
2010-05-31 – 2015-03-31
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キーワード | 地理空間データ / データ共有 / 土地被覆 / リモートセンシング / 地表環境 / 環境変化 |
研究概要 |
交付申請書に記載した「研究の目的」は地表環境の研究者が自由にデータ共有、蓄積できるwebベースの地理空間データベース”CEReS Gaia”を構築することである。平成24年度における「研究実施計画」に対応させて、以下に項目ごとに実績を記述する。 <CEReS Gaiaの開発>①最小限のシステムCEReS Gaiaを完成する」完成した。②「メタデータの構成を改善する」進行形である。一部改善したが、次年度も続行する。③「災害時の対応として遠隔地(関西地域)にメインサーバーの代替サーバーを 構築する」京都大学に代替サーバーを 構築した。④「画像の重ね合わせ機能の改善」改善を行った。⑤「国際会議ISPRSで教育研究用開発システムの国際コンペに応募する」応募した。審査は教育目的に重点があり、研究目的の本システムは受賞に至らなかった。⑥「多言語に変更する」次年度の持越しとなった。⑦「開発システムのホームページを作成する」作成した。⑧「ユーザーから改良のコメントを集める」コメントを収集しシステムの改良を実施した。以上、①~⑧で述べたように、CEReS Gaiaを完成・公開し、改良に取り組んでおり、ユーザーもシステムを利用し始めている。 <改良グローバル土地被覆データの作成>⑨「中間プロダクトを作成する」最終プロダクトを完成させた。 <外邦図と衛星データによる環境変化研究>⑩「ジャカルタを含む広域の土地被覆変化を調査する」外邦図9枚の地域に対して、土地被覆変化調査を実施した
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の主要部分は、地理空間データ蓄積共有システムCEReS Gaiaの構築である。このシステム構築は順調にすすんでおり、平成24年8月にシステムを公開し、運用を開始した。 <http://gaia.cr.chiba-u.jp/portal/>から自由にアクセス可能である。 改良グローバル土地被覆データの作成は当初予定より早まり、最終プロダクトが完成した。
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今後の研究の推進方策 |
①運用中のシステムCEReS Gaiaをさらに改良する ②クラスター型のシステムとして、インドネシア大学、ベトナム地理研究所にサーバーを設置し、国際的クラスターシステムの拡張を開始する。 ③本科研費研究が終了した後も定常的運用が可能な体制と技術的な準備を行う。 ④改良グローバル土地被覆データの作成は予定より早く終了したため、グローバル土地被覆変化抽出の研究を行う。
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