研究課題/領域番号 |
22221010
|
研究種目 |
基盤研究(S)
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
石川 登 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (50273503)
|
研究分担者 |
杉原 薫 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (60117950)
河野 泰之 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (80183804)
徳地 直子 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 准教授 (60237071)
水野 広祐 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (30283659)
内堀 基光 放送大学, 教養学部, 教授 (30126726)
|
キーワード | 東南アジア / バイオマス社会 / プランテーション / 多様性 / 生存基盤 / 文理融合 / 流域社会 / 持続可能性 |
研究概要 |
プロジェクト初年度である本年度には、以下の活動を実施した。 1)臨地調査のための許可取得 2)プランテーション施業地での調査のために企業からの協力とりつけ 3)サラワク大学などの現地学術機関との研究協力体制構築 4)文理融合的調査の方法論確立、および情報共有のための研究会や国際セミナーの開催 5)調査プロットの決定 6)調査に必要な機器の購入 7)共同調査の実施と各プロジェクトメンバーによるフィールドワークの開始 8)ニュースレター『熱帯バイオマス社会』(Equatorial Biomass Society)の発行による成果発信 マレーシア、サラワク州北部ビンツル省における調査許可を人文・社会系研究者はサラワク州計画局より、自然系研究者はサラワク州森林局より取得することができた。加えて、Zedtee Sdn BhdならびにSarawak Planted Forestなどの現地企業に臨地調査への協力要請を行い、施業地内で調査許可と調査への便宜供与を受けることになった。加えて、サラワク大学、サラワク博物館、サラワク森林公社などの現地学術研究機関とマレーシア国内で協議をもち、共同調査の体制を確立した。日本国内においては、研究会を三回開催(京都2回、東京一回)するとともに、合計5名の研究者や政府実務担当者をマレーシアならびにアメリカ合衆国より招聘、国際セミナーを開催し、文理融合を目指した方法論に関する議論や調査に必要な情報収集と交換を行った。衛星画像、地図、民族誌、歴史資料、統計資料などの情報共有(デジタル・アーカイブの作成)を通して、プロジェクト参加者は調査プロットの特定を行うとともに、調査に必要な機器の選定と購入を進めた。 平成22年8月には、総計13名の参加を得ての合同予備調査をサラワク州北部タタウ川流域ならびにクムナ川流域で行うとともに、その後、各メンバーは個別フィールドワークを実施した。本年度の研究調査活動は、ニュースレター『熱帯バイオマス社会』(Equatorial Biomass Society)の発行をもって成果発信とするべく編集体制を構築した。
|