α-Klotho (Kl)、β-Klの機構解明により以下の結果を得た。α-Kl結合蛋白の糖鎖構造、α-Klの構造解析、MDシミュレーションによりα-Klは3S-GlcA、HNK-1に結合する新規レクチンであることを発見した。蛋白間相互作用、FGF23シグナル伝達における糖鎖の新たな機能を解明した。更に、コレステロール代謝のバストネス、胆汁がと体重調節に関連しないこと、脂肪組織がアミノ酸代謝制御に関わること、カルパイン1阻害剤投与により多様な老化類似症状が改善すること、ヒト血中α-Klは加齢に伴って減少し、FGF23濃度と逆相関すること等を明らかにした。全体として恒常性維持機構の理解に貢献した。
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