研究課題
基盤研究(A)
ロボティクス技術は飛躍的に向上し,容姿に加えてしぐさや表情まで人間そっくりなロボットも開発されている。しかし,情報の提供や定型の動作は可能であっても,相手の感情を理解し,自分自身が感情を持って動作する,といった心の部分の開発は,ほとんど行われていないのが現状である。本研究は心的状態遷移ネットワークを用いて,ロボットの心の創造,さらにはロボットの感情表出の方法論と構築技術を確立した。ユーザの発話内容,音声,表情と簡単な動作を入力とし,それらからの感情認識,ロボット自身の感情創生,更には表情としぐさ,発話内容,音声の韻律変化による総合的な感情表出までを行うアクトロイドを開発した。
感性情報処理