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2010 年度 実績報告書

図書館情報学教育を高度化するための研究基盤形成

研究課題

研究課題/領域番号 22240024
研究種目

基盤研究(A)

研究機関東京大学

研究代表者

根本 彰  東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90172759)

研究分担者 影浦 峽  東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00211152)
キーワード図書館情報学教育 / 図書館情報学検定試験 / 教科書 / 司書課程 / LIPER
研究概要

2003年以来進めてきた図書館情報学教育の改革のための共同研究(LIPER:Library and Information Professionals Education Renewal)の第3期として、最終的には大学院課程における養成制度確立を目的として、そのための準備過程を担うものである。当初の計画にあった(1)図書館情報学パラダイム検討,(2)図書館情報学制度経営基盤研究,(3)図書館情報学技術基盤研究,(4)図書館情報学教育評価研究,(5)教材システム開発の5つの柱のうち,今年度は(1)(4)(5)を重点的に実施した。
まず(4)の評価のために、これまで継続的に行ってきた図書館情報学検定試験の成果をまとめて報告書を作成し、この試験を今後3年間さらに実施することとした。なお、本年度の試験は「図書館振興財団」からの資金援助があったために、そのための資金は次年度に繰り越すことができた。
(1)の新たなパラダイム及び方法に関する検討については、何度かの研究会を行い、(5)の教材システム開発と連動させることで、最終的に教科書として分担執筆したものをまとめて世に問うこととした。締め切りを2012年3月とし、その後1年間の編集・出版の期間を経て2013年春に出版物として公にできれば、図書館情報学専門課程および司書課程カリキュラムのガイドラインとして、また、検定試験出題の手引きとして、大いに使用されることになる。
また、その一環として米国の図書館情報学カリキュラムの分析を優先して行うことにして米国の標準的な教科書であるRichard Rubin著Foundations of Library and Information Science,Third Edition(2010,Neal Schuman)を翻訳することにした。本年度中に全体の半分ほどの下訳ができあがってきたので、年度後半からその検討に入った。また、繰り越した資金は、この翻訳作業が次年度にまたがるためにそのために使われることになる。こうして、日米の標準的な教育コンテンツを明らかにするための見通しをつけることができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 「図書館制度・経営論」について2010

    • 著者名/発表者名
      根本彰
    • 雑誌名

      日本図書館協会図書館学教育部会会報

      巻: 92号 ページ: 10-14

  • [学会発表] レポートライティング技法の育成における図書館情報学の知見の活用に関する実践的研2010

    • 著者名/発表者名
      小田光宏
    • 学会等名
      平成22年度西日本図書館学会秋季研究発表会
    • 発表場所
      活水大学(長崎)
    • 年月日
      2010-12-04
  • [図書] 図書館情報学検定試験準備試験報告書2011

    • 著者名/発表者名
      日本図書館情報学会図書館情報学検定試験実施検討委員会編
    • 総ページ数
      86
    • 出版者
      日本図書館情報学会
  • [図書] 図書館情報学検定試験問題集2010

    • 著者名/発表者名
      根本彰, ほか
    • 総ページ数
      163
    • 出版者
      日本図書館協会

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公開日: 2013-06-26  

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