研究課題/領域番号 |
22240065
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研究機関 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 |
研究代表者 |
山谷 泰賀 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, チームリーダー (40392245)
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研究分担者 |
工藤 博幸 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 教授 (60221933)
菅 幹生 千葉大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00294281)
羽石 秀昭 千葉大学, フロンティアメディカル工学研究開発センター, 教授 (20228521)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 画像診断システム / PET / 画像再構成 / 放射線がん治療 / 核医学 / ポジトロンCT |
研究概要 |
我々は、世界的な競争下にある次世代のPET装置開発において、開放化という全く新しい機能を備えた世界初の開放型PET装置「OpenPET」のアイディアを2008年に提案している。そして、リアルタイム、すなわち動画のように開放空間を画像化するPETシステムを研究開発し、がんを見ながら、ビームを見ながら、治療効果を見ながら照射する、安全・安心・確実な未来の放射線がん治療の実現を最終目的とした。本研究では、OpenPETが可能にする診断治療融合システムにより、放射線がん治療の精度を格段に高める革新的コンセプトを提案し、小動物サイズのOpenPET試作機を開発し、ファントムおよび小動物レベルにてコンセプトの実証実験を行った。最終年度である本年度は、下記の課題を実施し、研究を総括した。 ・リアルタイム画像再構成システム:事前確率を導入したMAP推定による画像再構成法に、照射ビームのプロファイル情報を用いる照射野画像化手法を実装した。また、照射ターゲット追跡システムについては、呼吸位相を時間遅れなくモニターできるセンサーをOpenPETと併用して、腫瘍トラッキングの精度を向上させる方法を開発した。 ・照射ターゲット追跡の実証実験:開発装置を用いて、PETプローブをマーカーにして、動く体内標的をリアルタイムに追跡するシステムの実証実験を行った。 ・照射野画像化の実証実験:開発装置を放医研・重粒子線がん治療装置(HIMAC)の物理実験ポートに設置し、アクリルファントムに照射し、照射中および照射直後における画像化試験を行った。 ・生体影響画像化の基礎実験:ラットおよびウサギを用いて重粒子線ビームを可視化する実験を行い、血流が画像に与える影響を調査した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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