研究課題
『リハ訓練患者に有用な訓練効果指標マーカーを生体成分から得ることを最終目的』とする研究のうちリハビリ訓練効果と血清中遊離アミノ酸から評価する解析法の確立をめざした。23年度は、脳梗塞19名、脳出血10名の合計29名について、リハ項目[年齢、発症から退院日数、入院日数、FIM-00w(入院時FIM値)、FIM-99w(退院時FIM値)、FIM-gain(退院時FIM値から入院時FIM値を引いた値)、FIM-efft(FIM-gainを入院日数で割った値)]と遊離アミノ酸(21項目)との関連性について解析を行った。解析方法:説明指標となるアミノ酸について、Pearsonの相関分析を行った。目的指標であるリハ項目[年齢、発症から退院日数、入院日数、FIM-00w、FIM-99w、FIM-gain、FIM-efft]とアミノ酸との単回帰分析および重回帰分析を行った。結果:アミノ酸変化量の相関行列からL-ValineとL-Leucineがγ=0.905、L-LeucineとL-Phenylalanineがγ=0.813と強い相関が認められた。リハ項目とアミノ酸変化量の単回帰分析の結果から発症から退院日数、入院日数とL-Arginineに正の相関、FIM-gainとL-Serine、L-Arginineに正の相関が認められた。リハ項目とアミノ酸変化量の重回帰分析の結果から、年齢で有意なアミノ酸は、L-Histidine、L-Arginine、L-isoleucin(正の相関)、グルタミン、尿素、L-Glutamic acid、L-Proline(負の相関)であり、R2=0.578であった。L-AlanineのF値が最も高く(F=15.633)、年齢に最も影響の強いアミノ酸であった。以上の結果は、血清中遊離アミノ酸の変動は運動や日常活動量に影響を受けている可能性を示唆するものである
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Structure and Function
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10.5458/jag.jag.JAG-2011_015
http://www.fujita-hu.ac.jp/FMIP/