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2010 年度 実績報告書

緊張時のパフォーマンス崩壊メカニズムの解明と公開型スポーツ脳機能解析施設の構築

研究課題

研究課題/領域番号 22240070
研究機関東京工業大学

研究代表者

石井 源信  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (20108202)

研究分担者 小谷 泰則  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教 (40240759)
キーワード予測判断 / パフォーマンス崩壊 / メンタルトレーニング
研究概要

本研究では、アスリートの緊張状態におけるパフォーマンス崩壊の脳内メカニズムについて具体的には以下の点について検討した。
(1)パフォーマンス崩壊時の基本的なモデルの作成:パフォーマンス崩壊時にどのような心理的要因が関係しているかを調べるために、パフォーマンス崩壊に関する質問紙の作成を試みた。質問紙の作成では、各質問項目を検討するためにこれまでの先行研究等から、パフォーマンス崩壊と関連する記述を抽出し、候補となる質問項目の作成を行った。
(2)モーションキャプチャシステムによるパフォーマンス崩壊時の運動に対する力学的分析:パフォーマンス崩壊時には、具体的に人間の身体のどの部位のどの様な動作、また同様に認知的な活動も崩壊をするかを同定するために、モーションキャプチャを用いた実験を行うことを目的とした。本年度は、課題の作成およびプログラミングに重点をおき、どのような課題が適切か検討を行った。その結果、テニスのサーブ場面を対象とし、テニス・サーブ予測課題を用いることとした。実験課題はソフトウエアで操作し、テニス・サーブの動画(センター方向へのサーブの動画とクロス方向へのサーブの動画)を実験者の意図で選択できるようにし、被験者が動画の呈示された一部分を見て打球の方向を予測するようにした。実験の難易度は動画の呈示時間で任意に捜査できるようにし、各イベント(動画の開始・終了、運動反応時など)で分析のために5VのTTL信号を送信するようプログラムを作成した。
(3)パフォーマンス崩壊時の脳活動の測定および公開型脳機能施設の構築:本年度は、課題の作成及び公開するための実験・分析テンプレートを開発した。実験分析テンプレートは、分析ソフトMATLAB及びSPMを用いて未経験のスポーツ科学者が容易にfMRI研究を行えるよう自動分析のシステムを構築した。

  • 研究成果

    (29件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (22件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (7件)

  • [雑誌論文] ものまねで上達するのか?2011

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 680 ページ: 40-43

  • [雑誌論文] なぜ審判はミスジャッジをしてしまうのか?2011

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 681(印刷中)

  • [雑誌論文] 知覚・認知スキルとはなにか2010

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 672 ページ: 34-37

  • [雑誌論文] アスリートと眼の関係2010

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 673 ページ: 18-21

  • [雑誌論文] トップアスリートの視線行動 -ボールから目を離すな2010

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 674 ページ: 30-33

  • [雑誌論文] トップアスリートの視線行動 -中心視と周辺視2010

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 675 ページ: 24-27

  • [雑誌論文] 予測2010

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 676 ページ: 34-37

  • [雑誌論文] 人の動作の特徴から本質を見抜く2010

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 677 ページ: 44-47

  • [雑誌論文] 静と動2010

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 678 ページ: 38-41

  • [雑誌論文] 教えすぎは良いのか, 悪いのか?2010

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 679 ページ: 38-40

  • [雑誌論文] 運動部活動におけるスポーツ経験とライフスキル獲得との因果関係の推定2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平, 石井源信
    • 雑誌名

      スポーツ心理学研究

      巻: 37(2) ページ: 89-99

    • 査読あり
  • [雑誌論文] スポーツ指導者へ向けてのライフスキルプログラム2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 雑誌名

      Sportsmedicine

      巻: 22(5) ページ: 36-37

  • [雑誌論文] エビデンスにもとづいたライフスキルプログラムの実践2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 雑誌名

      Sportsmedicine

      巻: 22(6) ページ: 40-41

  • [雑誌論文] スポーツ経験とライフスキル獲得との因果関係に迫る2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 雑誌名

      Sportsmedicine

      巻: 22(9) ページ: 38-39

  • [雑誌論文] バトントワリング熟練選手のキャッチングにおける視線行動2010

    • 著者名/発表者名
      高橋まどか, 他
    • 雑誌名

      人間工学

      巻: 46(1) ページ: 31-36

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 没入型3次元ヴァーチャルリアリティ環境におけるテニス打球に対する知覚2010

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 雑誌名

      スポーツ心理学研究

      巻: 37(1) ページ: 1-11

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 攻撃性と共感性2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 雑誌名

      体育の科学

      巻: 60(1) ページ: 20-24

    • 査読あり
  • [雑誌論文] アスリートのためのライフスキルプログラム-その理論と実践とは2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 雑誌名

      スポーツ心理学研究

      巻: 37(1) ページ: 37-39

    • 査読あり
  • [雑誌論文] プログラムのあるべき姿, 実践のあり方を考える2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 雑誌名

      Sportsmedicine

      巻: 22(2) ページ: 42-43

  • [雑誌論文] アスリートのためのライフスキルプログラム研究会の活動2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 668 ページ: 40-43

  • [雑誌論文] トップアスリートから学ぶライフスキル2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 669 ページ: 28-31

  • [雑誌論文] 実践! アスリートのためのライフスキルプログラム2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 雑誌名

      Softtennis

      巻: 670 ページ: 24-27

  • [学会発表] 映像メディアと競技者の知覚スキル2010

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 学会等名
      日本スポーツ心理学会第37回大会
    • 発表場所
      福山大学(広島県)
    • 年月日
      2010-11-21
  • [学会発表] アスリートにおけるライフスキル評価尺度開発の試み2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 学会等名
      日本スポーツ心理学会第37回大会
    • 発表場所
      福山大学(広島県)
    • 年月日
      2010-11-21
  • [学会発表] 運動・身体活動を通じて自己認識を高める. ラウンドデーブルディスカッション「運動・身体活動の新たな魅力づくり-心理学からの貢献-」2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 学会等名
      日本スポーツ心理学会第37回大会
    • 発表場所
      福山大学(広島県)
    • 年月日
      2010-11-20
  • [学会発表] ラウンドテーブルディスカッションD:運動・身体活動の新しい魅力づくり-心理学からの貢献2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 学会等名
      日本スポーツ心理学会第37回大会
    • 発表場所
      福山大学(広島県)
    • 年月日
      2010-11-19
  • [学会発表] スポーツ経験とライフスキル獲得との因果関係の推定-運動部を対象とした縦断調査の展開-. 体育心理学専門分科会シンポジウム「若手研究者からみた体育心理学研究の現在と将来」2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 学会等名
      日本体育学会第61回大会
    • 発表場所
      中京大学(愛知県)
    • 年月日
      2010-09-09
  • [学会発表] Blind tennis : how experienced players hit an audible bouncing ball without vision?2010

    • 著者名/発表者名
      福原和伸, 他
    • 学会等名
      BASES Annual conference
    • 発表場所
      Glasgow, Scotland, UK
    • 年月日
      2010-09-06
  • [学会発表] スポーツ経験がライフスキルの獲得に与える影響-ゴルフ競技者を対象として-. 大会シンポジウム「教育現場におけるゴルフについて」2010

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 学会等名
      日本ゴルフ学会第23回大会
    • 発表場所
      中京大学(愛知県)
    • 年月日
      2010-09-05

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公開日: 2012-07-19  

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