研究分担者 |
市川 雅教 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20168313)
藤村 知子 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 准教授 (20229040)
大津 友美 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 講師 (20437073)
佐野 洋 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (30282776)
金子 比呂子 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 准教授 (50224605)
藤森 弘子 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 教授 (50282778)
鈴木 美加 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 准教授 (90226556)
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研究概要 |
研究申請時点で530万件であったログは研究終了時点では1830万件を超え,1300万件増加した。また,登録ユーザは2万人と倍増した。 これらの利用実績及びラーニングデータの蓄積を元に,大規模なログデータの統計解析によって,ユーザの学習障害の特定を可能とすることができ,ライニングマイニングの解析手法を確立することができた。今後の課題は,ラーニングマイニングの結果を学習者にフィードバックするために,学習者が必要とする追加教材を提供する手法を確立することである。幸いなことに,言語学習では,実際の言語使用データを教材とすることができる。国際標準である“ヨーロッパ共通言語教育参照枠(Common European Framework of Reference for Language Learning, Teaching, and Assessment, CEFR)”では,場面と言語機能をもとに必要とする各言語での表現を教授することによって言語教育を行うことを求め,結果として,学習者のできる能力(Can Do)を涵養すること求めている。すなわち,適切にコーパスを構築し,このコーパスから上記のCEFRで要求されるシラバスに沿った言語使用データを学習者に提示出来れば,効果的な学習が可能となる。このため,今後は,各学習者に対応したテーラーメードエデュケーションの研究を行う必要がある。 また,CEFRで要求されるListening,Reading,Spoken Production,Spoken Interaction,Writingの5技能教育をe-Learning環境で完全に実現するWeb会話ラボ並びに関連する教授法及び新世代の教員養成方法の開発を行った。 既開発の日本語e-Learning環境であるJPLANGにWeb会話ラボ教材の追加,LMS拡張,海外普及及び海外サポートを強化する。
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