研究課題/領域番号 |
22241056
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
加藤 博 一橋大学, 名誉教授 (10134636)
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研究分担者 |
柏木 健一 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (00447236)
松本 弘 大東文化大学, 国際関係学部, 教授 (10407653)
岩崎 えり奈 上智大学, 外国語学部, 教授 (20436744)
斎藤 修 一橋大学, 名誉教授 (40051867)
北澤 義之 京都産業大学, 外国語学部, 教授 (90257767)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | エジプト / アラブの春 / ヨルダン / 世帯調査 / パネルデータ |
研究概要 |
本研究の目的は、アラブ諸国が現在直面している社会経済問題を、世帯単位でのミクロデータの収集、とりわけそのパネル化を通して、多角的かつ実証的に明らかにすることである。こうした基礎的な研究を進めることによってはじめて、アラブ社会に関するミクロデータに基づく詳細な構造分析ができる。平成25年度においては、これまでの3年間における社会構造分析を踏まえ、研究の総括として、アラブ世界における民主化要求政治運動である「アラブの春」、とりわけエジプト革命の限界を明らかにすべく努めた。現在、「アラブの春」は多様に展開しているが、その多くが当初予想されたシナリオでもって展開せず、運動の保守化が進んでいるからである。具体的には、引き続きエジプトとヨルダンを中心にして研究を行った。イエメンは依然として政情不安のため、研究は既存の文献や地図に基づいて進めざるを得なかった。エジプトについてはこれまでと同様、3つの農村と都市の3地区(総世帯数 2400)において、ヨルダンについてはヨルダン北部の山村カフル・マー村で世帯調査(総世帯数600)において、エジプト中央統計局、ヨルダン統計局と共同で世帯調査を実施し、そのパネル化されたデータベースを作成した。そして、平成25年度は4年計画の最後の年であるところから、これまでの研究計画の総括として、「アラブの春」の社会経済的な背景に関して、国際ワークショップを含む多くの研究会をもち、その成果を著作・論文として公表した。その中心にあるのが、加藤博・岩崎えり奈『現代アラブ社会-「アラブの春」とエジプト革命』東洋経済新報社、2013年12月である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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