研究課題
本研究課題の最終年度である2014年度は,研究の最終的なまとめのための現地調査ののち,成果出版をおこなった。現地調査は,2014年8月~9月に,研究代表者の木村,研究分担者の松浦直毅,研究協力者の山口亮太が,コンゴ民主共和国赤道州のワンバ地域において,焼畑,罠猟の位置のGPS計測,地域住民の食料獲得の実測,ローカルNGOの家畜飼養などの活動調査をおこなった。それと並行して別経費で渡航した大学院生の高村伸吾が,東部州の州都キサンガニ西方におけるタンパク質性食物の交易活動の調査をおこなった。交易活動については,ワンバ地域からキサンガニ地域に至る森林中の徒歩交易ルートを,村の若者にGPSを持って歩いてもらうことによって実測することに成功した。この成果は,本研究課題の後継プロジェクトの基礎となるものと考えている。調査は,コンゴ民主共和国で発生したエボラ出血熱のため早期の切り上げを余儀なくされたが,関係諸機関と適切な連絡を取りつつ安全に退避することができた。年度末には,本研究課題の成果出版として,African Study Monographs Supplementaly Issue 51 "Present Situation and Future Prospects of Nutrition Acquisition in African Tropical Forest"を刊行し,研究分担者・協力者の木村大治,増田弘,山口亮太,松浦直毅,高村伸吾,池谷和信,小松かおり,北西功一が論文を寄稿した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 2件) 図書 (4件) 備考 (1件)
African Study Monographs Supplementary Issue
巻: 51 ページ: 5-35
巻: 51 ページ: 157-173
寺嶋秀明(編)「交替劇A02班研究報告書 No.5』神戸学院大学
巻: 1 ページ: 1-18
巻: 49 ページ: 3-10
巻: 49 ページ: 115-136
アフリカ学事典,昭和堂
巻: 1 ページ: 510-519
Hewlett, B. (ed.) Hunter-Gatherers of the Congo Basin: Culture, History and Biology of African Pygmies, Rutgers University, New Jersey
巻: 1 ページ: 321-341
巻: 1 ページ: 520-523
http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/cgi-bin/CameroonFS/wiki.cgi