• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

「描画過程マトリクス」による描画行為の創造性研究

研究課題

研究課題/領域番号 22242007
研究機関東京芸術大学

研究代表者

藤幡 正樹  東京芸術大学, 大学院・映像研究科, 教授 (60229028)

研究分担者 斎藤 豪  東京工業大学, 大学院・情報理工学(系)研究科, 准教授 (00323832)
キーワード芸術諸学 / 絵画 / 描画ツール / デジタルメディア
研究概要

液晶ペンタブレットとアイトラッカーを用い「ペンの動作」と「視線の動き」を合わせた系の時間的変化を同時に記録し再生する描画過程の記録観察を行うための新たな実験用ツールを開発した。毎秒およそ30回の視線の動き、並びにペンの動作をサンプリングすることで、錯視を誘発する刺激図形や写実的な図形が現れた際に、それをどのように解釈し模倣するのか、描画の過程でイメージの生成や補完がどのように起っているのかを観測できることが期待できる。現在、図地反転図形を用いた実験や、同じ刺激に対する模倣の繰り返し段階での視線の移動回数の差異などの実験を行っている。
東京工業大学中嶋・斎藤研究室との共同研究で開発してきた「油画描画シミュレータ」から得られた知見を利用し、汎用のパソコン上でも動作するグラフィカル・プログラミング環境から操作可能なモジュールの開発に取りかかっている。これによって、より多くの専門家に配布することが期待でき、またこれまでのスタンドアロンのアプリケーションではできなかったインターフェースの柔軟な変更が可能となることが考えられる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 描画行動の発達と表象描画の起源2010

    • 著者名/発表者名
      齋藤亜矢
    • 雑誌名

      心理学評論刊行会 Japanese Psychological Review

      巻: Vol.53, No.3 ページ: 367-382

    • 査読あり
  • [学会発表] 描くことの進化と発達の起源を探る~チンパンジーとヒトの幼児の描画行動から~2010

    • 著者名/発表者名
      齋藤亜矢
    • 学会等名
      企画:慶應義塾大学グローバルCOEプログラム論理と感性の先端的教育研究拠点
    • 発表場所
      慶應三田キャンパス東館4F
    • 年月日
      2010-12-06

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi