• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

やさしい日本語を用いたユニバーサルコミュニケーション社会実現のための総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22242013
研究機関一橋大学

研究代表者

庵 功雄  一橋大学, 国際教育センター, 准教授 (70283702)

研究分担者 松田 真希子  金沢大学, 留学生センター, 准教授 (10361932)
森 篤嗣  帝塚山大学, 現代生活学部, 准教授 (30407209)
川村 よし子  東京国際大学, 言語コミュニケーション学部, 教授 (40214704)
宇佐美 洋  大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 日本語教育研究・情報センター, 准教授 (40293245)
山本 和英  長岡技術科学大学, 工学部, 准教授 (40359708)
金田 智子  学習院大学, 文学部, 教授 (50304457)
尾崎 明人  名古屋外国語大学, 外国語学部, 教授 (60119659)
三上 喜貴  長岡技術科学大学, 技術経営大学院, 教授 (70293264)
湯川 高志  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (70345536)
福村 好美  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (70377224)
岩田 一成  広島市立大学, 国際学部, 准教授 (70509067)
柳田 直美  関西学院大学, 日本語教育センター, 講師 (60635291)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワードやさしい日本語 / 多文化共生 / 地域日本語教育 / 公文書の書き換え / 自然言語処理 / 書き換え支援システム
研究概要

平成24年度は、平成23年度に引き続き公文書の書き換えコーパスの作成を行った。これまで蓄積された書き換えコーパスを分析し、その成果を国際学会において口頭発表を行い、論文として公表した。合わせて、接触場面において一般市民が持つ調整能力の研究を行い、その成果を論文として公表した。
前年度までと引き続き、全国各地において、一般市民を対象とする講演やワークショップを行い、地域社会における共通言語としての「やさしい日本語」の理念の普及を行った。その成果は着実に上がっており、地域の日本語教室において、本研究の理念にもとづく、「学び合う」形での相互理解に向けた活動が広がりを見せつつある。また、自治体からの依頼を受け、自治体職員を対象とする、「やさしい日本語」に関する講演やワークショップを行った。その過程で、「やさしい日本語」による情報提供に関する自治体との協働体制の基盤をある程度築くことができた。さらに、県の国際交流協会の委嘱を受け、「やさしい日本語」を用いた話し方のマニュアル(冊子体)を作成した。このマニュアルは当該団体のホームページからダウンロードできるようになっており、地域社会における定住外国人との交流活動において広く利用されるものと思われる。
蓄積された書き換えコーパスのデータと、日本語教育の専門家を動員した対応タグ付けの成果を利用して、スタンドアロンのシステムで運用可能な公文書書き換え支援システムと、書き換えコーパスの検索システムを作成した。また、緊急時の情報提供に特化した形での自動翻訳システムの試作版を作成した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (16件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (5件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 公文書書き換えコーパスの統語論的分析:受身を中心に2013

    • 著者名/発表者名
      庵 功雄
    • 雑誌名

      人文・自然研究

      巻: 7 ページ: 4-21

  • [雑誌論文] 日本語教育における「文法」を問い直す2013

    • 著者名/発表者名
      庵 功雄
    • 雑誌名

      Romazi no Nippon

      巻: 663 ページ: 1-7

  • [雑誌論文] 接触場面における母語話者のコミュニケーション方略に関する研究の動向と課題2013

    • 著者名/発表者名
      柳田直美
    • 雑誌名

      関西学院大学日本語教育センター紀要

      巻: 2 ページ: 21-35

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「日本語」部門―「日本語」研究の再活性化に向けて―2012

    • 著者名/発表者名
      庵 功雄
    • 雑誌名

      日本語教育

      巻: 153 ページ: 25-39

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 新しい文法教育のパラダイム構築のための予備的考察2012

    • 著者名/発表者名
      庵 功雄
    • 雑誌名

      日中言語研究と日本語教育

      巻: 5 ページ: 37-75

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 日本語教育文法の現状と課題2012

    • 著者名/発表者名
      庵 功雄
    • 雑誌名

      一橋日本語教育研究

      巻: 1 ページ: 1-12

  • [雑誌論文] 山形県における定住アジア女性の日本語使用: 首都圏・全国との比較から特性をみる2012

    • 著者名/発表者名
      森 篤嗣
    • 雑誌名

      国立国語研究所論集

      巻: 4 ページ: 37-48

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 使役における初級教材の「偏り」と使用実態2012

    • 著者名/発表者名
      岩田一成
    • 雑誌名

      日本語/日本語教育研究

      巻: 3 ページ: 21-37

    • 査読あり
  • [学会発表] 「のだ」の教え方に関する一試案

    • 著者名/発表者名
      庵 功雄
    • 学会等名
      日本語教育学会
    • 発表場所
      立教大学(東京都)
  • [学会発表] 「やさしい日本語」の実相―受身の場合―

    • 著者名/発表者名
      庵 功雄
    • 学会等名
      日本語教育国際研究大会名古屋2012
    • 発表場所
      名古屋大学(愛知県)
  • [学会発表] テキストマイニングによる外国人児童の作文語彙の分析 ―日本人児童の作文との比較から―

    • 著者名/発表者名
      森 篤嗣
    • 学会等名
      社会言語科学会
    • 発表場所
      東北大学(宮城県)
  • [学会発表] 初級シラバス再考 ―教材分析とコーパスデータを基に―

    • 著者名/発表者名
      岩田一成
    • 学会等名
      第九回国際日本語教育・日本研究シンポジウム
    • 発表場所
      香港都市大学(中国)
  • [学会発表] 初級学習者対象のコミュニケーション活動 学習者の自己評価変化―Can-do Statementsを用いた自己評価―

    • 著者名/発表者名
      柳田直美
    • 学会等名
      日本語教育国際研究大会名古屋2012
    • 発表場所
      名古屋大学(愛知県)
  • [図書] スリーエーネットワーク2013

    • 著者名/発表者名
      庵 功雄
    • 総ページ数
      86
    • 出版者
      上級文法演習 まとまりを作る表現―指示詞、接続詞、のだ・わけだ・からだ―
  • [図書] くろしお出版2013

    • 著者名/発表者名
      森 篤嗣
    • 総ページ数
      192
    • 出版者
      授業を変えるコトバとワザ(新時代教育のツボ選書3)
  • [備考] 「やさしい日本語」ホームページ

    • URL

      http://www13.plala.or.jp/yasashii-nihongo/

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi