研究課題
これまで構築してきた横断検索システムをもとに、公開を開始するためデータベースサーバーにセキュリティ強化などの対策を実施した。これにより、対馬歴史民俗資料館での公開利用が可能になった。2012年10月14日に対馬歴史民俗資料館主催で行われた講演会(長崎県対馬市厳原)でデモンストレーションを行い、その後研究者向けの利用に供している。
2: おおむね順調に進展している
横断検索システムはシステムとしてはおおむね完成し、レスポンスも危惧したほど悪くないことが確認された。ただし検索に当たっての利用者向けガイド(ヘルプ)等を整備するとともに、本システムを利用した大名家史料群に関する研究成果を発表して行く必要がある。
今年度は研究計画の最終年にあたるので、既存の目録やデータと合わせ、これまでに構築したデータベースや撮影した画像等を活用して宗家文書の史料学的検討を進め、研究成果の報告を行う。また、宗家文書の利用・活用の可能性やそれにあたっての課題点を整理する。
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すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件) 図書 (2件)
東京大学日本史研究室紀要別冊 近世社会史論叢
巻: 17 ページ: 329,336
史学雑誌
巻: 121巻9号 ページ: 96,97