研究課題/領域番号 |
22242017
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
佐々木 寛司 茨城大学, 人文学部, 教授 (80225888)
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研究分担者 |
青山 忠正 佛教大学, 歴史学部, 教授 (30159305)
松尾 正人 中央大学, 文学部, 教授 (00157265)
勝田 政治 国士舘大学, 文学部, 教授 (10276446)
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キーワード | 明治維新 / 幕末政治 / 維新政権 / 近代国家 / 立憲制 / 外交 / 地域社会 / 経済過程 |
研究概要 |
本研究は12の分科会ごとにその研究成果を1巻にまとめて刊行することを目的としており、第1~5分科会は、明治維新の通史的研究を、第6~11分科会はテーマ別研究を対象としており、第12分科会は、これらの総括的研究に従事することになっている。現段階において、第1~4分科会の研究成果として通史的研究が4冊刊行され、ほぼ計画通りに研究が進行している。 通史的研究の具体的内容は、以下の通りである。 1. 『講座・明治維新1 世界史のなかの明治維新』 この巻では、明治維新の前史として、18、19世紀交わりあたりからペリー来航直前までの東アジア世界における日本の位置と、さらに国内政治の展開過程を対象として、明治維新の前史としての時代を分析した。 2. 『講座・明治維新2 幕末政治と社会変動』 この巻では、1853年のペリー来航から1967年の王政復古までの幕末政治史と社会変動を対象として、通史的に考察した。 3. 『講座・明治維新3 維新政権の創設』 この巻では、1868年に勃発した戊辰戦争から1871年の廃藩置県までの過程を、維新政権の創設過程として再構成した。 4. 『講座・明治維新4 近代国家の形成』 この巻では、廃藩置県語から1881年の明治14年の政変までを対象とし、日本における近代古津賀の形成過程として位置づけた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の最終目標は、全12分科会の研究成果をそれぞれ1巻にごとまとめて、全12巻による講座として出版することにある。すでに第1~4分科会の研究成果は『講座・明治維新』第1~4巻として刊行されており、出版社の刊行計画ともほぼ並行して出版が進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度となる24年度においては、第6~8分科会の研究成果を『講座・明治維新』の第6~8巻として刊行することが、第一の課題である。また、第9~12分科会では研究会等を開催して専門知識の提供を受け、分科会のテーマにそくした研究を進行させる。
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