研究課題
平成25年度は、本科研の最終実施年度であることを強く意識し、以下の事業を行った。（１）共同研究会は1回実施し、本年度が本科研の最終年度でもあることから、今後の研究の進め方、国内および海外研究者との連携や維持などについて議論した。また、研究発表は、研究者個人が有する当面の都城と都城制に関する個別研究について行い、今後の研究方向や研究課題についても議論をかわした。（２）海外都城遺跡の踏査は中国で2回実施した。まず、6月には西安において中国社会科学院考古研究所西安研究室の居力のもと、唐長安太極宮城墻の残存遺址の位置確認、漢長安城の城墻および門址、さらに現在進行中の国家遺址公園に向けての整備と事前のボーリング調査の状況を詳しく実見した。その上で、西安研究室と陝西省考古研究院において、今後の研究協力のあり方を検討し、共同研究の必要性とこちらかの要請を行い、快諾を得た。さらに、8月には洛陽ー偃師ー登封ー安陽ー邯鄲と夏商周戦国秦漢三国南北朝隋唐の都城遺跡を、中国社会科学陰考古研究所漢唐研究室及び洛陽站・安陽站などのの全面的協力を得て実施した。特に洛陽站および所属の研究員とは研究交流を深め、発掘中の北魏洛陽宮の太極殿址を見学でき、現地で解説を受けると共に発掘遺構などについて現地で討論できたことは研究情報の交換だけでなく、研究交流推進の点でも大きな成果であった。なお、海外都城遺跡踏査の主要なものについては、東亜比較都城史研究会のHPにおいて、踏査の日誌と写真を併載して公開した。（３）研究代表者および研究分担者は都城比較の観点からする個別の研究を進め、その成果を論文として公表するとともに、この間の研究成果を国内外の学会やシンポジウムなどで公開した。詳細は研究業績欄を参照。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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三重大史学
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http://www.toa-tojo.com
