研究課題/領域番号 |
22242020
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
稲葉 継陽 熊本大学, 文学部附属永青文庫研究センター, 教授 (30332860)
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研究分担者 |
山口 和夫 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (00239881)
小川 剛生 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (30295117)
今村 直樹 静岡大学, 人文社会科学部, 准教授 (50570727)
徳岡 涼 熊本大学, 文学部, 准教授 (60464426)
三澤 純 熊本大学, 文学部, 准教授 (80304385)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 大名家資料群 / 大名家資料学 / 藩侯の史資料 / 藩庁の史料 |
研究実績の概要 |
(1)永青文庫細川家資料総目録の作成 永青文庫細川家資料のうちの藩政関係史料、藩侯関係史料あわせて約40,000点の目録データを全面的に精査・修正し、これを完成させ、印刷した(印刷費は熊本県からの受託研究費による)。内容は中世文書、初期藩政文書・記録、初期藩主裁可文書、中期の奉行所記録、後期の藩政諸部局記録、各種家譜、そのほか私信にまで及ぶ。文学・文芸・故実関係資料、さらに絵図・地図・指図資料の目録についても、最終的なデータ確認作業を残すのみの段階まで、作業を進展させた。内容は、細川幽斎関係書籍、細川重賢関係書籍、有職故実関係書籍・巻物、武芸相伝関係資料、国絵図、領内絵図、建築指図にまで及ぶ。目録データは、作成(差出)・宛所・比定年次といった基本事項のみならず、文書の内容、書籍の奥書にいたるまで、詳細に採録することに努めた。今後、細川家資料研究を進展させる上での基礎データとなるであろう。 (2)シンポジウムの書籍化・出版 これら基礎研究の成果を反映させたシンポジウム(2013年開催)の成果を、稲葉継陽・今村直樹編『日本近世の領国地域社会―熊本藩政の成立・改革・展開―』にまとめて出版し、学界に提示した。内容は第1部「藩政の成立・改革と領国地域社会」、第2部「藩政改革論・領国地域社会論の展開」に編成され、11本の論文を収録している。今後、学界で検討をうけることになろう。 (3) 展覧会による研究成果の社会的還元 さらに、上記の研究成果を、熊本県立美術館・熊本大学附属図書館でそれぞれ開催された下記の展覧会にて発表し、社会に還元した。 〇熊本県立美術館「信長からの手紙」(2014年10月10日~11月14日) 〇熊本大学附属図書館「誓いを立てる武士たち細川家血判起請文の世界」(2014年11月1日~3日)
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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