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2010 年度 実績報告書

プロアクティブな産業政策の定式化と応用

研究課題

研究課題/領域番号 22243027
研究機関政策研究大学院大学

研究代表者

大野 健一  政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (40240684)

研究分担者 大野 泉  政策研究大学院大学, 国際開発戦略研究センター, 教授 (20397102)
上江洲 佐代子  政策研究大学院大学, 政策研究科, 研究助手 (90571662)
キーワード経済開発 / 経済発展 / 産業政策 / アフリカ / 東アジア
研究概要

本研究の中心文献となる書物「Learning to Industrialize」(仮題)の出版契約をルートリッジ社と締結し、その前半部分の初稿を完成し関係者に回覧できるようにした。そこでは「プロアクティブな産業政策」「中所得のわな」「政策学習」などの概念を提示かつ定義した(後半部分は各国事例)。なお同書の日本語版の出版計画も進行している。また本研究が生み出すであろう一連の成果をブックシリーズとして出版する契約を同じくルートリッジ社と締結し、内外の研究者に候補となる研究を打診・依頼しつつある。
ベトナム、エチオピアでは数次の訪問を通じて政策対話を継続した。またシンガポール、韓国、台湾を訪問調査し、彼らの産業戦略策定・実施体制に関する情報を体系的に収集した。タンザニア、ボツワナ、ブルキナファソにも同様の目的で訪問調査を行った。これらは上記の出版計画にフィードバックされる予定である。
「プロアクティブな産業政策」および関連概念についてのシンポジウムを我々の主催ないし共催でベトナムおよびエチオピアで実施し、政府・研究者への普及・提言を行った。アジア開発銀行の招聘によりマニラでセミナーを実施した。JICAとロンドン大学共催のセミナーに招聘されロンドンで報告した。英ヨーク大学・オーストラリア共同研究「開発リーダープログラム」と連携し、ドイツでのワークショップに参加した。国内ではアフリカ産業研究会などの研究会を随時実施しており産官学、市民団体、政治家、メディアを含む政策ネットワークの場を提供している。また本学の講義において初年度の成果を一部提供した。本研究において、内外の知的交換・政策関与を二年度以降さらに強化するための基礎材料と連携体制が準備できたといえる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 国家と経済発展:望ましい国家の姿を求めて(エチオピアにおける開発国家建設の試み第3章)(大塚啓二郎・白石隆編)2010

    • 著者名/発表者名
      大野健一・大野泉
    • 総ページ数
      280(61-89)
    • 出版者
      東洋経済新報社

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公開日: 2012-07-19   更新日: 2013-04-08  

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