研究課題/領域番号 |
22243034
|
研究機関 | 流通科学大学 |
研究代表者 |
石井 淳蔵 流通科学大学, 商学部, 教授 (50093498)
|
研究分担者 |
西川 英彦 法政大学, 経営学部, 教授 (10411208)
清水 信年 流通科学大学, 商学部, 教授 (70330529)
石原 武政 流通科学大学, 商学部, 特別教授 (20047301)
安冨 歩 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (20239768)
栗木 契 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (90294397)
水越 康介 首都大学東京, 社会(科)学研究科, 准教授 (60404951)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
|
キーワード | 商業 / 貨幣 / イノベーション / マーケティング |
研究概要 |
本研究の目的は、現代商業の革新を主テーマとして、商業のビジネスモデル(ないしはその定着した形態としての業態)と、その現代的革新において重要な鍵になると想定される「企業ポイント」や「電子貨幣」などの「新貨幣」の展開に焦点を絞り、理論的・実証的に考察することにある。研究3年目となる本年度は、上記目的に向けてこれまでの年度に続き研究会の開催継続と、関連の調査研究を行なった。 具体的には、まず研究会に関しては計4回(2012年4月14日、2013年1月6日、同2月17日、同3月14日)を行なった。加えて、当該テーマに関して取り組みや調査を行なっている小売企業経営者や業界関係者、研究者による講演会を計5回(2012年5月11日、同7月20日、同9月21日、同11月30日、2013年2月22日)開催し、参加者による議論を通じて問題意識や情報の共有を図った。 また、国内外の商業革新・新貨幣に関するフィールドワークとして、2度の視察・インタビュー調査を行なった。国外に関しては、2013年3月10日~12日に沖縄県石垣市を訪問し、同市のまちづくり施策とそれに関連した小売業者の取り組みに関する調査を行なった。国外に関しては、2012年10月5日~7日に中華人民共和国香港特別行政区を訪問し、現地の商業施設視察と関係者へのインタビューを行なった。 文献調査に関しても、商業理論、商業革新、貨幣論、新貨幣の動向に関して、各メンバーの分担にもとづき行なわれた。また、国内主要小売業の動向を把握する目的での定量調査(データ収集)も実施した。 また本年度は、これまでの調査・研究の成果の一部として『1からのリテール・マネジメント』(清水信年・坂田隆文編著、碩学舎)および『ネット・リテラシー : ソーシャルメディア利用の規定因』(西川英彦・岸谷和広・水越康介・金雲鎬著、白桃書房)の2冊の研究書を発刊した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究会やフィールドワークの実施について、計画通り開催できている。これまでの研究成果を反映した論文・著作・学会報告も適宜行われている。
|
今後の研究の推進方策 |
研究最終年度となる本年度は、これまでの主要活動(研究会、国内外における各種調査、文献調査など)を総括すること、およびそれに関連して補足的な研究活動を行なう。具体的には、以下の3点を実施する。 ① 商業・貨幣研究会の実施 ② 国内外の商業革新・新貨幣に関するフィールドワーク ③ 定量的手法を用いた調査・研究
|