研究課題
今年度は障害者、児童(学校)、患者の3領域別で、それぞれのソーシャルワークのプログラム評価に関して調査研究を実施し、プログラム評価マニュアルの検討を行った。児童(学校)領域では、スクールソーシャルワーカーを対象に全国調査結果の量的調査から効果的な援助要素の検討を行った。また、実務者参画型ワークショップを実施し、実践家が重視する効果的援助要素について質的な分析を行った。最終的に、自治体のスクールソーシャルワーカーのグループ討議結果を加えて、効果的なスクールソーシャルワーカーの配置プログラムを提示した。障害領域では、障害者相談支援事業所の管理者へのインタビュー調査から、相談支援事業プログラムの構造評価、プロセス評価、アウトカム評価を行った。一方、管理者の量的調査については、3つの具体的な評価内容について、重要度と実際のギャップを明らかにし、相談支援業務のプラグラム評価マニュアルを検討した。患者領域では、退院支援に焦点を絞り、共働者・管理運営部門といったステークホルダーのインタビュー調査および医療ソーシャルワーカー、看護部門、管理運営部門を対象にした量的調査を行い、ソーシャルワーク実践項目の自己評価と他者評価のギャップを明らかにした。これらの結果をもとに、「MSWの退院支援実践自己評価マニュアル」を作成した。3つの領域別でのプログラム評価の内容は、構造面、プロセス面、アウトカム面でも共通した側面が多く、3つの領域のプログラム評価での共通点や相違点を整理し、ソーシャルワーク全体としてまとめていく作業が残っている。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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