• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

若年者の教育・職業の移行とキャリア形成に関するコーホート研究

研究課題

研究課題/領域番号 22243045
研究機関首都大学東京

研究代表者

乾 彰夫  首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (90168419)

研究分担者 中村 高康  大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 准教授 (30291321)
キーワード生涯学習 / 社会教育 / 教育政策 / 青年期 / 移行過程
研究概要

本研究は、大規模な社会変動を背景に、若者の学校から仕事への移行過程の現状と課題を明らかにすべく、2007年4月1日現在満20歳の若者を全国から抽出し、それぞれの移行状況やそこでの意識、直面している問題などについて、質問紙法によるパネル調査として実施しているものである。本年はその第4年度にあたる。
具体的に本年行なったのは、以下の二点である。
1.3年目調査結果の分析ならびに公表
2009年に実施した「若者の教育とキャリア形成に関する調査(第3回)」の集計ならびに分析を行ない、分析結果は2010年8月末に広島大学にて開催された日本教育学会第69回大会において中間報告会(一般公開)として発表した。また、調査結果の概要については、ニューズレター第2号を刊行して、調査対象者・報道関係者などに送付するとともに、HPに公開した。さらに詳細な分析結果については、『「若者の教育とキャリア形成に関する調査」2009年第三回調査結果報告書』として2011年3月に刊行した。なお同報告書は間もなくHP(http://www.comp.tmu.ac.jp/ycsj2007/index.html)においても公開する予定である。
2.4年目調査の実施
3年目調査対象者1140名を対象に、4年目調査を実施した。回収率は88パーセントに昇るなど、若年層を対象とした調査としては高い結果となった。なお、それまでの調査から引き続き、若年層の就労・就学状況とそれと関わる意識、社会への意識と自己認識、家庭階層、社会的ネットワークなど、若年層の実態を把握すべく幅広い視点からの質問構成となっている。調査結果については、2011年度に分析を行なうとともに、同年8月に千葉大学で開催される日本教育学会大会にて公開で中間報告会を行なう予定である。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 図書 (4件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 高校中退の軌跡と構造(中間報告)-北海道都市部における32ケースの分析2011

    • 著者名/発表者名
      横井敏郎
    • 雑誌名

      公教育システム研究

      巻: 10 ページ: 1-60

  • [雑誌論文] 「後期近代」という時代の若者たち-アイデンティティと「生きづらさ」2010

    • 著者名/発表者名
      乾彰夫
    • 雑誌名

      教育

      巻: 779 ページ: 4-12

  • [雑誌論文] 第3回若者の教育とキャリア形成に関する調査について2010

    • 著者名/発表者名
      有海拓巳
    • 雑誌名

      中央調査報

      巻: 637 ページ: 5627-5631

  • [学会発表] 働き学び生きる22歳の若者たち-「若者の教育とキャリア形成に関する調査」第3年度結果から2010

    • 著者名/発表者名
      安宅仁人、佐野正彦、長谷川裕、樋口明彦
    • 学会等名
      日本教育学会(第69回大会)
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2010-08-21
  • [図書] 若者問題と教育・雇用・社会保障-東アジアと周縁から考える2011

    • 著者名/発表者名
      樋口明彦
    • 総ページ数
      308
    • 出版者
      法政大学出版局
  • [図書] 大衆化とメリトクラシー-教育選抜をめぐる試験と推薦のパラドクス2011

    • 著者名/発表者名
      中村高康
    • 総ページ数
      256
    • 出版者
      東京大学出版会
  • [図書] <学校から仕事へ>の変容と若者たち-個人化・アイデンティティ・コミュニティ2010

    • 著者名/発表者名
      乾彰夫
    • 総ページ数
      286
    • 出版者
      青木書店
  • [図書] 進路選択の過程と構造-高校入学から卒業までの量的・質的アプローチ2010

    • 著者名/発表者名
      中村高康
    • 総ページ数
      305
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
  • [備考]

    • URL

      http://www.comp.tmu.ac.jp/ycsj2007

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi