研究課題/領域番号 |
22243046
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
有本 章 広島大学, 高等教育研究開発センター, 名誉教授 (00030437)
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研究分担者 |
大膳 司 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60188464)
黄 福涛 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60335693)
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キーワード | 大学教授職 / 21世紀型アカデミック・プロフェッション / 有識者 / アジアの大学教授職 / 国際比較研究 / アンケート調査 / 面接調査 |
研究概要 |
今年度の研究計画に沿って以下の通り研究を実施し、成果をあげた。 1.研究分担者・連携研究者が一堂に参集して理論研究会を開催し、今後4年間の研究の推進と調整のあり方について検討した。 2.諸外国における大学教授職(アカデミック・プロフェッション=AP)に関する実態調査を行うため、欧州・北米諸国を訪問調査した。 3.APアジア調査実施に向けて、主として情報交換を目的とし、世界9カ国の国際会議を実施した。 4.APアジア調査実施に向けて、調査内容・方法調整のため、アジア諸国の研究者を訪問して面接調査を実施した。以上の活動成果を踏まえて、今後2年以内に、APアジア調査を実施する予定である。 5.大学教員を対象として、大学教員のイメージや理想像などに関するアンケート調査を実施するとともに、平成21年に同一調査票を用いて、医師、弁護士、会社社長、国家・地方公務員などの有識者を対象に実施した調査結果と比較検討した。その結果、次の点が判明した。(1)大学教員に対するイメージとして、大学教員も有識者も「学歴が高い」を1位に指摘した。また、(2)「世間から受ける尊敬が大きい」 との大学教員イメージを抱くのは、大学教員よりも有識者の方が強い。(3)逆に大学教員の方が「責任が大きい」「精神的なストレスが大きい」「大学教員は、学生の人格を重んじ、学生の自由な学習を支援すべきである」「教育よりも研究に関心をおくべき」等では強い。(4)社会サービス活動の多くについては有識者の方が必要性を感じている。 6.国内外の学協会等において、研究発表、講演、招聘基調講演など種々の学術活動を行った。 7.国内外の各種の学術雑誌や図書等に執筆活動を展開した。
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