研究課題/領域番号 |
22243046
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
有本 章 広島大学, 高等教育研究開発センター, 名誉教授 (00030437)
|
研究分担者 |
大膳 司 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60188464)
黄 福涛 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60335693)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
|
キーワード | 大学教授職 / 21世紀型アカデミック・プロフェッション / アジアの大学教授職 / 国際比較研究 / アンケート調査 |
研究概要 |
今年度の研究計画に沿って以下の通り研究を実施し、成果をあげた。 (1)研究分担者・連携研究者が一堂に参集して理論研究会を開催し、今後の研究の推進と調整のあり方について検討した。(2)諸外国における大学教授職(アカデミック・プロフェッション=AP)に関する実態調査を行うため、欧州・北米諸国を訪問調査した。(3)APアジア調査結果の情報交換を目的とし、アジア7カ国の国際会議を実施した。(4)アジア6カ国の大学教授職を比較した結果、次の9点が判明した。①大学教員の女性比率は日本が15.3%でアジア6カ国平均37.0%よりもかなり低くなっていた。②大学教員の50歳代以上の比率は、日本が45.7%でアジア6カ国平均21.8%を大きく上回っていた。③博士号取得率は、日本が81.6%で、アジア6カ国平均50.9%を大きく上回っており、9割以上の教員が博士号を国内で取得していた。④日本の大学教員の研究志向はアジア6カ国中最高であった。⑤教室,実験室,図書館,教育用機器,コンピューター機器,通信設備,教育支援スタッフの7項目についての状況を尋ねた結果、日本はすべての項目で良好の割合が最低であった。⑥日本は、研究活動を評価してもらうことを強く期待する教員比率が高くなっていた。⑦研究時間数を尋ねたところ、学期中も休暇中も日本が最長であった。⑧研究成果については、論文,学会発表,芸術活動,において日本が1位であった。⑨日本の教員は、「自分の専門分野の発展についていくには,外国の書物や雑誌を読む必要がある」と回答した割合は最高(93.0%)で,「本学のカリキュラムはもっと国際的視野から編成されるべきだ」と回答した割合は最低(48.4%)であった。(5)国内外の学協会等において、研究発表、講演、招聘基調講演など種々の学術活動を行った。(6)国内外の各種の学術雑誌や図書等に執筆活動を展開した。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|