研究概要 |
1. 引き続き、大学生調査と新入生調査、関連した短期大学生調査の分析と実施を行っている。今年度は、日本版大学生調査(JCSS2010)を83大学、8300人の学生対象に実施した。内容については現在分析中。また、2009年度に実施した新入生調査、大学生調査については、学会で発表し、また論文にまとめた。 2. 今年度、データベース班の作業として、(1)JCSS2005、2007、2009、JFS2008、2009の調査票の異同をエクセルでまとめた。(2)年度ごとに選択肢数の異なっている質問項目についてのデータ整理方法の決定(3)年度ごとに質問項目番号が異なっているものについてのデータ整理方法の決定(4)JCIRPの全データに対して同一コードとなるようなコードブックの作成方針の決定(5)データベースニーズ調査における質問紙の基本設計の決定を行った。これらの作業を行うため、2月初旬に長崎大学においてデータベース班の作業合宿を行った。また、データベースソフトとデータベース試作機に用いる機材の選定と購入を行い、次年度以降の具体的なデータベース構築作業の基礎固めを行った。 3. 国際班としては、2011年2月に国際ラウンドテーブルを同志社大学で実施した。海外から著名な研究者5名(Patrick Terenzini, Fredericks Volkwein, John N. Hawkins, Trudy, Banta, Sophie Arkoudis)科研メンバー5名(山田礼子、舘昭、吉田文、森利枝、江原昭博)がそれぞれ、本研究課題に関する学生の成長の測定についての研究発表を行った。事前に、ペーパーを提出し、2011年11月には報告書として発刊する予定である。
|