研究課題
基盤研究(A)
本研究では、極低温強磁場下で起こる相転移(=量子相転移)近傍の秩序変数や電子状態を放射光X線を利用した微視的な測定手法(特にX線吸収分光法)を用いて実験的に解明すること目的とした。Ceを含む重い電子系物質に対しては、4f電子の遍歴性が磁場により抑制される過程を初めて明らかにした。また、Ybを含む重い電子系物質に対しては、YbAgCu4ではメタ磁性転移の主因がYbの価数転移であることを解明し、YbRh2Si2では逆に既報の電子系の異常がフェルミ面の大きな再構成などを伴わないことを明らかにした。
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