研究概要 |
地球温暖化ガスとして削減が求められているSF6ガスの代替としてCF3Iガスに着目し、その可能性を検証した。準平等電界下ではCF3IはSF6より絶縁性能が高いが、極端な不平等電界下ではCF3IはSF6より絶縁性能が低いことや沿面絶縁について詳細な特性を明らかにした。又、CF3Iは高気圧では液化の懸念があるので、混合ガスの利用が有効であり、CF3I/N2, CF3I/CO2, CF3I/SF6混合ガスの放電特性を体系的に測定し検討した。検討結果から不平等電界が形成され難いGIL(管路気中送電路)への応用が最も適し、ガス組成としてはCF3I/N2(混合比30%:70%程度)が有力であることを示した。
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