研究概要 |
心磁界計測を主目的として,円筒分離型磁気シェルを持つ能動磁気シールドをアモルファス磁性薄帯と FRP の複合材を用いて試作開発した.水平床置きで,奥行き 2.4 m,高さ,幅はそれぞれ 1.4,m,総重量は 560 kg であるが,容易に移動・移設可能である.このシールドの性能を実証するために,16ch SQUID 心磁計と,本研究で新たに開発した 6 ch 一次元アレイフラックスゲート心磁計によって健常男性の心磁計測に成功した.能動磁気シールドのために,フラックスゲートとサーチコイルを一体化した広帯域高分解能磁気センサを新たに開発した.磁気マーカを用いるバイオイメージングのための卓上型シールドを製作した.3 次元で磁気マーカの集積点を同定する方法を開発した.
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