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2012 年度 実績報告書

動的耐震実験の汎用化をめざしたセグメント化振動台実験手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22246073
研究機関京都大学

研究代表者

中島 正愛  京都大学, 防災研究所, 教授 (00207771)

研究分担者 松宮 智央  近畿大学, 建築学部, 講師 (20454639)
保木 和明  北九州市立大学, 国際環境工学部, 講師 (70599026)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワード振動台 / サブストラクチャ法 / セグメント化 / 変位増幅 / 加速度増幅
研究概要

近年耐震工学の高度化に伴って中大型動的載荷実験へのニーズは高揚しているが,わが国の大学にはこの種の実験装置が決定的に不足している.このニーズに応えるために,比較的ハンディな振動台(動的載荷)装置を基盤として,(1)それに製作が容易な各種増幅セグメントを連結することによって,実験装置容量を飛躍的に増大させる仕組みの開発(フェーズ1)と,(2)振動台実験と数値解析や等価な構造セグメントを連結することによって大型構造物の振動特性を再現する「サブストラクチャ振動台」実験の開発(フェーズ2),を本研究の目的とする.  本年度では,フェーズ2を中核課題とし,下記を実施した.構造物の一部を基本セグメント上に設置,他の部分を等価構造セグメント(複数の錘とバネと減衰機構からなる等価な系)で代用し,二つのセグメントを連結することによって,構造物全体の応答を再現する仕組みを考案するとともに,フェーズ1の成果を適用して,精度のよい応答再現を確保するための制御法を整備した.またこの仕組みを用いて,高層建物の床応答を再現し,そのときに非構造部材(とりわけ家具什器)がどのような挙動を示すか,柱梁接合部が(とりわけ長周期地震動に対して)どの程度の繰り返しを受けるか,を検討した.特に,本研究で開発した,各セグメント固有のダイナミクスと試験体の動特性を予備載荷から同定したうえで,IDCS法を適用し所定の非定常振動を試験体に与えるという手順の有用性と汎用性を再確認した.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 無規範モデル化したMinimal Control Synthesisによる非線形1質点構造物の制御2012

    • 著者名/発表者名
      梶原浩一,榎田竜太,中島正愛
    • 雑誌名

      日本建築学会構造系論文集

      巻: 682 ページ: pp. 1863-1870

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Seismic Capacity of Retrofitted Beam-to-Column Connections in High-Rise Steel Frames When Subjected to Long-Period Ground Motions2012

    • 著者名/発表者名
      Chung, Y., Nagae, T., Matsumiya, T., and Nakashima, M.
    • 雑誌名

      Journal of Earthquake Engineering & Structural Dynamics

      巻: 41 ページ: pp.735-753

    • DOI

      10.1002/eqe.1154.

    • 査読あり

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公開日: 2014-07-24  

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