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2011 年度 実績報告書

クラウドコンピューティングによる汎用医学研究データ収集システム

研究課題

研究課題/領域番号 22249014
研究機関東京大学

研究代表者

木内 貴弘  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (10260481)

研究分担者 宇宿 功市郎  熊本大学, 医学部附属病院, 教授 (30281223)
辰巳 治之  札幌医科大学, 医学部, 教授 (90171719)
中村 正弘  札幌医科大学, 医学部, 助教 (20260763)
石川 ひろの  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (40384846)
キーワード臨床研究 / 疫学研究 / 社会調査 / クラウド / インターネット
研究概要

平成23年度は、平成22年度に開発したプロトタイプをもとにして、全体のシステム設計開発と運用テストを実施した。システム全体の概要詳細設計がほぼ決定し、平成24年度の一般公開テスト運用に向けた暫定版システム(割付機能を除く)が稼働可能となった。動作についての評価・確認を実施し、必要な修正を可能な範囲で実施した。システムは、管理プロジェクト一覧画面と症例登録画面から構成されており、具体的な内容は下記に示す。
1.管理プロジェクト一覧画面
UMIN IDを所有する利用者が、臨床・疫学研究の新規プロジェクト開設、既存プロジェクト改変を実施することができる画面である。具体的な設定情報は、(1)プロジェクト基本情報(プロジェクト名称、割付の有無、施設数等)、(2)個別画面設定(Webデータ入力画面もしくはファイルのアップロードが設定可能で、Web画面の場合には、項目名、データの型、項目の表示順序、コメント等が設定可能)、(3)結果一覧画面設定(登録症例データの一覧表示・参照について設定が可能)、(4)施設管理設定、(5)利用者管理設定、(6)プロジェクトメニュー(データ入力者が見る症例登録画面の確認機能)、(7)状態(準備中、運用中、登録終了、運用終了)変更画面となっている。
2.症例登録画面
UMIN IDを所有する利用者が、臨床・疫学研究の症例のデータ入力・更新やデータの参照行うことができる画面である。症例登録画面は、管理プロジェクト一覧画面から臨床・疫学研究の事務局が上述の設定情報を設定することによって、自動的に生成される。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成22、23年度の研究成果によりクラウドコンピューティングによる汎用医学研究データ収集システムの機能がほぼそろい、最終年度の平成24年度には一般公開システムとそれにもとづく改良を実施できる。

今後の研究の推進方策

引き続いて、システム詳細仕様の評価・検討、システム改良を行う。平成24年度には、最終年度になるのでUMINの全利用者を対象として、本格的な実用化に向けた一般公開テストを実施する予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 医療クラウドとMDX・JAMINAプロジェクト-そのアプリケーションと情報薬の活用-2012

    • 著者名/発表者名
      辰巳治之
    • 雑誌名

      Proceedings of NORTH Internet Symposium 2012

      巻: 18 ページ: 213-222

  • [雑誌論文] 臨床データベースにおける科学的質の評価 医療水準を測定する枠組みの妥当性2011

    • 著者名/発表者名
      宮田裕章, 大久保豪, 友滝愛, 橋本英樹, 本村昇, 村上新, 後藤満一, 木内貴弘, 岩中督
    • 雑誌名

      外科治療

      巻: 104 ページ: 198-203

  • [雑誌論文] 臨床データベースにおける科学的質の評価II 医療水準評価に用いるデータの信頼性と中立性2011

    • 著者名/発表者名
      宮田裕章, 友滝愛, 大久保豪, 本村昇, 村上新, 木内貴弘, 橋本英樹, 後藤満一, 岩中督
    • 雑誌名

      外科治療

      巻: 104 ページ: 381-386

  • [雑誌論文] 大腿骨近位部骨折に対する術後在院日数再設定におけるIT化地域連携パスの有用性2011

    • 著者名/発表者名
      堤康次郎、廣瀬隼、瀬形建喜、安楽喜久、水田博志、宇宿功市郎
    • 雑誌名

      医療情報学

      巻: 31(Suppl) ページ: 259-260

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 【地域連携最前線 ケース別に見るITの活用】Model Caseケース別連携の実際急性期 急性期医療(大腿骨頚部・転子部骨折)におけるITを活用した地域連携2011

    • 著者名/発表者名
      廣瀬隼、水田博志, 宇宿功市郎
    • 雑誌名

      INNERVISION

      巻: 27 ページ: 31-33

  • [学会発表] 医療クラウドとMDX・JAMINAプロジェクト2012

    • 著者名/発表者名
      辰巳治之
    • 学会等名
      NORTHインターネットシンポジウム2012
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2012-02-23

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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