研究課題
基盤研究(A)
マウス神経芽細胞腫由来のNB41A3 細胞にNesfatin-1 を添加すると、その濃度依存性にcAMP response element (CRE)レポーター活性を認め、マウス視床下部と同様、NB41A3 細胞に高親和性にNesfatin-1 受容体が発現していることが判明した。その作用は、MAPKもしくはL型Cachannel を介してCREB のリン酸化を促進した。一方、膵β細胞ではNesfatin-1により、その濃度依存性にinsulin 分泌を刺激するが、そのシグナル伝達系は中枢とは異なることが分かった。また、このレポーター活性化を用いて、49種類のGPCR をクローニングしてNesfatin-1 による活性を検討したが、高親和性に活性化される受容体を見出すことは出来なかった。Nesfatin-1 受容体のリガンドであるNesfatin-1 前駆体Nucleobindin-2 遺伝子プロモーターをクローニングして検討したところ、トログリタゾンはその遺伝子のmRNA stabilizationを安定化することを見出した。さらに、Nesfa tin-1 はEGF シグナルを正に制御することで脂肪細胞の分化・増殖を抑制していることを明らかにした。
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