研究課題/領域番号 |
22251012
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
三尾 裕子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20195192)
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研究分担者 |
植野 弘子 東洋大学, 社会学部, 教授 (40183016)
上水流 久彦 県立広島大学, 地域連携センター, 助教 (50364104)
西村 一之 日本女子大学, 人間社会学部, 助教 (70328889)
遠藤 央 京都文教大学, 人間学部, 教授 (10211781)
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キーワード | 歴史認識 / 植民地主義 / 脱植民地化 / 台湾 / 旧南洋群島 / 日本 / 文化人類学 / 歴史学 |
研究概要 |
初年度は、メンバー間で、問題設定、基本的な研究の方向性についての考え方の共有を図り、それに基づいて各自調査地での大まかな全体像の把握に努めた。 (1)第1回目の研究会では、研究代表者が研究の全体像を示し、参加メンバーが、各自のこれまでの研究をふまえ、共通認識として共有すべき問題点を出し合った。 (2)12月末に、国内メンバーほぼ全員が台湾に渡航し、中央研究院民族学研究所で研究会を開き、台湾の研究者と相互交流を実施し、研究状況の把握を行った。また、メンバーの調査地を訪問して、台湾の概況について理解を共有した。 (3)8-10月、12-2月:代表の三尾は、台北や台東、分担者の植野は台南での調査、上水流は台湾とパラオの比較研究のための資料収集、西村は台東において漢人とアミ族の漁民を対象に日本認識に関する調査を行った。遠藤は、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦において調査を行った。連携研究者の笠原政治(横浜国立大学)と宮岡真央子(福岡大学)は主に日本において、関係資料の渉猟に努めった。松金公正(宇都宮大学)は、台湾の中央研究院、国史館台湾文献館等における南洋・台湾関連歴史文書の調査(台湾)、及び財団法人台湾協会等における台湾関連歴史文書調査(国内)を行った。そのほかの連携研究者(今泉裕美子)、若手の研究協力者等も、文献資料収集や、旧南洋群島や台湾における現地調査を行った。 (4)10月、1月:東京で2回研究会を開催し、各自の調査結果の報告、2年目以降の調査の重点についての討論を行った。
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