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2012 年度 実績報告書

安全保障・戦略文化の比較研究的視座からのEU諸国の危機管理活動

研究課題

研究課題/領域番号 22252004
応募区分海外学術
研究機関東京外国語大学

研究代表者

渡邊 啓貴  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (80150100)

研究分担者 坂井 一成  神戸大学, その他の研究科, 准教授 (60313350)
森井 裕一  東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00284935)
佐々木 卓也  立教大学, 法学部, 教授 (60202090)
羽場 久美子  青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (70147007)
五月女 律子  北九州市立大学, 法学部, 准教授 (50326526)
齋藤 嘉臣  金沢大学, 法学系, 准教授 (10402950)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード安全j保障 / 戦略 / 文化 / EU / 危機管理活動
研究概要

本年は各自それぞれの調査先に出かけた。坂井はフランス・ベルギー、羽場はアメリカ、森井はドイツとベルギー、五月女はスウェーデン、齋藤はイギリス、渡邊はフランスとアメリカで調査活動を行った。また各自は本研究プロジェクトに関する業績を発表した(研究発表欄参照)。
六月、十月、二月に研究会及び情報交換会合を開催した。安全保障・戦略文化に関する概念と対象についての詰めの作業が進めたが、新しい分野であり、なかなか全体としての一致点を見るには至らなかった。今後は研究対象分野などを限定していく中で、比較の共通基盤をもっと精度化していく必要があるという点で研究分担者は合意した。
基本的な報告書は中間報告の形で、2012年1月に発行された『国際政治167「安全保障・戦略文化の比較研究」』において発表されているが、これを最終論文にまとめ、単行本とする予定である。これは芦書房から本年夏に出版される予定である。
また海外からの研究者や他の学術団体との研究協力活動も実施した。2012年12月にはフランスから著名な政治学・戦略研究・EU・現代フランス政治・アジア研究の専門家を招き、日仏会館や国際問題研究所などで四日間にわたり、外務省・国際交流基金などと協賛した研究会やシンポジウムを開催した。グローバル・プレイヤーとしての日仏・日欧の国際社会での活動を活発化させていくために、日欧の戦略・安全保障文化の比較による違いを確認しつつ、一層の協力の可能性を導き出すことに貢献したと評価している。2013年1月には政治社会学会やアジア共同体学会などとシンポジウムを開催して、アジアにおける共同体設立とEUとの比較を通してその基層にある文化について議論を深める事ができた。
この一年間は本研究計画の最終年に当たり、まとめの意味での会合やシンポジウム・合同研究会合を開催し、大きな成果を見たと考えている。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (15件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) 図書 (7件)

  • [雑誌論文] 2012年フランス大統領選挙の分析――新しいスタイルの大統領サルコジの敗因とオランドの戦略2013

    • 著者名/発表者名
      渡邊啓貴
    • 雑誌名

      国際関係論叢

      巻: 第2巻 2号 ページ: 71-91

  • [雑誌論文] 欧州危機とドイツ政治2012

    • 著者名/発表者名
      渡邊啓貴
    • 雑誌名

      海外事情

      巻: 5月号 ページ: 18-33

  • [雑誌論文] ドイツの安全保障文化の変容−連邦軍と徴兵制をめぐる議論を中心として2012

    • 著者名/発表者名
      森井裕一
    • 雑誌名

      国際政治(日本国際政治学会編)

      巻: 167号 ページ: 88-101

    • 査読あり
  • [雑誌論文] CULTURAL DIPLOMACY  Turning Culture into Diplomacy2012

    • 著者名/発表者名
      渡邊啓貴
    • 雑誌名

      DIPLOMACY Australia Webサイトマガジン

      巻: 4月号 ページ: 1-3

  • [学会発表] Japan and EU in Multilateralism – a Case of Human Security

    • 著者名/発表者名
      森井裕一
    • 学会等名
      15th Japan-EU Conference “Japan-EU Cooperation in a Changing World: Approaches to Rules and Standards”
    • 発表場所
      University Foundation, Brussels
  • [学会発表] European Integration and Crisis

    • 著者名/発表者名
      渡邊啓貴
    • 学会等名
      JIIA-SWP Annual Meeting on Tue
    • 発表場所
      国際問題研究所
  • [学会発表] The Great Kanto Earthquake and the path to the Pacific War

    • 著者名/発表者名
      渡邊啓貴
    • 学会等名
      国際関係史学会
    • 発表場所
      ブカレスト
  • [学会発表] 多国間主義と二国間主義――日仏同盟政策比較

    • 著者名/発表者名
      渡邊啓貴
    • 学会等名
      日仏会議「グローバルプレイヤーとしての日仏協力」
    • 発表場所
      国際問題研究所「
  • [図書] アメリカにとって同盟とはなにか(佐々木卓也第二章「アメリカの外交的伝統・理念と同盟ーその歴史的展開と日米同盟」31頁~52頁)2013

    • 著者名/発表者名
      日本国際問題研究所監修、久保文明編
    • 総ページ数
      362
    • 出版者
      中央公論新社
  • [図書] ヨーロッパという秩序(坂井一成、五月女 律子執筆)2013

    • 著者名/発表者名
      濵本正太郎・興津征雄(編)
    • 総ページ数
      258
    • 出版者
      勁草書房
  • [図書] ヨーロッパの政治経済・入門2012

    • 著者名/発表者名
      森井裕一
    • 総ページ数
      320
    • 出版者
      有斐閣
  • [図書] EUと東アジアの地域共同体−理論・歴史・展望(森井裕一,「東アジアの統合のモデルとしてのEUの可能性」)2012

    • 著者名/発表者名
      中村雅治・イーヴ・シュメイユ編
    • 総ページ数
      404
    • 出版者
      SUP上智大学出版
  • [図書] EU・西欧:世界政治叢書2(森井裕一, 「シュレーダー政権の評価とメルケル政権の動向」)2012

    • 著者名/発表者名
      押村高・小久保康之
    • 総ページ数
      252
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
  • [図書] 国際政治から考える東アジア共同体(森井裕一,「EUと東アジアの安全保障におけるアメリカの役割」)2012

    • 著者名/発表者名
      山本吉宣・羽場久美子・押村高
    • 総ページ数
      320
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
  • [図書] EU・西欧(渡邊啓貴担当「EU共通外交安全保障政策」150-172頁)2012

    • 著者名/発表者名
      押村高司・小久保康之編
    • 総ページ数
      252
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2014-07-24  

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