研究課題/領域番号 |
22255002
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
北山 兼弘 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (20324684)
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研究分担者 |
岡田 直紀 京都大学, 大学院農学研究科, 准教授 (40335302)
清野 達之 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (40362420)
蔵治 光一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 准教授 (90282566)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 生態学 / 植物 / 熱帯山岳 / エル・ニーニョ / 乾燥適応 / トライコーム / 森林限界 / 気候変動 |
研究成果の概要 |
赤道付近では、東西太平洋を結ぶ大気循環であるウォ-カ-循環によって、対流圏に沈降逆転層が形成される。沈降逆転層付近では気流の沈降による強い乾燥が生じ、植物に大きな乾燥ストレスを与える。本研究では、沈降逆転層の高度や乾燥の強さがどのように植物に影響を与えるのかを解明した。西太平洋ボルネオ島の熱帯高山では森林限界が高標高(3,300 m)に、東のガラパゴス諸島では森林限界が低標高(1,000 m)に出現した。また、森林限界は、どちらにおいても最も強い乾燥が生じる標高の下限と一致していた。このことから、ウォ-カ-循環における沈降逆転層の存在が森林限界の決定に強く関わっていることが示唆された。
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自由記述の分野 |
森林生態学
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