デジタル空間における計算幾何学の構築とその応用に関する研究を行った。特に、デジタル空間においてユークリッドの基本公理を満たす線分族(Consistent Digital Line Segment)を構築し、これを用いて新しい画像処理や最適化のアルゴリズムの開発を行った。 また、新しい勢力図の概念であるゾーン図や距離等分線に関する研究を行い、それらの理論基盤を与えた。成果は22本の学術論文と、38件の学会発表からなる。これらの成果は活発に国際共同研究の結実であり、また2014年には当該分野で最も格式のある国際会議SOCG2014を京都に招致し、実行委員長として開催した。
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