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2010 年度 実績報告書

光符号分割多重方式を活かした新たな光ネットワーク構成手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22300022
研究機関大阪大学

研究代表者

馬場 健一  大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (60252722)

研究分担者 山岡 克武  東京工業大学, 理工学研究科, 准教授 (90262279)
キーワードフォトニックネットワーク / 光CDM / ネットワークアーキテクチャ / トラヒック収容
研究概要

光符号分割多重(CDM)方式は、制御が容易で多重度が高く、将来の超高速ネットワークの基盤技術として期待されているが、現在の研究の多くは、低レイヤでの基本特性の評価に留まっている。本研究では、可変長パケットを非同期で扱うことができ、IPネットワークとも親和性の高い光CDM方式の特性を十分に活かして、アプリケーションサービスレベルまでを考慮したネットワークアーキテクチャを提案する。
本年度は、1.光CDM網におけるIPネットワークで提供されるアプリケーショントラフィックを収容するためのネットワークアーキテクチャ、ならびに光CDMパスの設定手法の提案、2.マルチ粒度パスに応じた狭帯域アプリケーショントラフィック、広帯域アプリケーショントラフィックの収容手法の提案、を行った。
1. では、光CDM網でMAIの伝搬によってサイクルアタックが生じる問題があり、それらを解決するため、自律型論理ツリー構成によるネットワークアーキテクチャ、ならびにそのツリー状アーキテクチャ上でサイクルアタックを回避してパス設定を行うOSTP手法を提案した。シミュレーション評価の結果、従来手法に比べ非常に効果があることを明らかにした。2.では、広帯域、挟帯域のアプリケーションのそれぞれのユーザのユーザ満足度を同等に考え、それらのトータル満足度を最大にすることを目的としたトラフィック収容方式を提案し、評価した。残帯域から収容すべきか判断する閾値について評価を行い、適切な値が得られることを明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] A path establishment method using autonomous logical tree topology in OCDM networks2010

    • 著者名/発表者名
      Tatsuya Fukuda, Ken-ichi Baba
    • 雑誌名

      Proceedings of 36th Europian Conference and Exhibition on Optical Communication(ECOC2010)

      巻: Vol.1 ページ: 1324-1326

    • 査読あり
  • [学会発表] 超大規模シミュレーションのためのグローバルコンピューティング2011

    • 著者名/発表者名
      馬場健一, 他
    • 学会等名
      電子情報通信学会
    • 発表場所
      東京都市大学(東京都世田谷区)(招待講演 震災により学会中止)
    • 年月日
      2011-03-15

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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