研究課題/領域番号 |
22300029
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
岡田 博美 関西大学, システム理工学部, 教授 (10093387)
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研究分担者 |
六浦 光一 信州大学, 経済学部, 教授 (00106147)
大月 一弘 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (10185324)
和田 友孝 関西大学, システム理工学部, 准教授 (20314560)
榎原 博之 関西大学, システム理工学部, 准教授 (50194014)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 緊急避難支援システム / バッファリングSVM / ERESS端末 / 災害発生即時自動検出 / 都市域災害 / パニック型災害 |
研究概要 |
本研究は,地震・火災・爆発や無差別殺傷テロなど都市域において突発的でパニックを誘引する災害発生直後に,発生現場から被災者の緊急避難を支援するという,応災型情報通信システムの開発を目的とする.一般に突発性重大災害発生時には,高々数分以内に災害現場から緊急避難できるかどうかが生死を分ける,と言われている.本研究では,災害現場の被災者の時々刻々の動きから,リアルタイムに災害発生位置や災害状況・種類の特定を試み,避難経路情報を瞬時(高々数10秒程度)に獲得し,被災者の救援や脱出経路誘導などを行うことを目的としている. 本年度は,パニック型災害発生時の発生位置と災害種類を特定する特別なアルゴリズム開発が中心となる。SVM(サポート・ベクター・マシン)をベースに,災害の発生を自動的に検出するアルゴリズムとしてバッファリングSVMを提案し、本年度新たにフリーエ変換を導入したデータ解析アルゴリズムを導入し、システム化を行った。さらに提案アルゴリズムや通信機能を実装しさらに位置情報認識機能を強化した非常時緊急通信端末のプロトタイプV3.0を10台製作した。開発システムの有効性を検証するため,関西大学中央体育館などで都市域構造体モデルなどを実際に構築し,被験者総計約200名によりパニック型災害時避難実験を行なった。この結果、本年度では昨年度不可能であった災害発生検知アルゴリズムのリアルタイム動作を実現し,災害発生の自動検出を即時に可能であることを実証した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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