• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

情報検索のためのテキスト間関係認識に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22300031
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

宮尾 祐介  国立情報学研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (00343096)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードテキスト間関係認識 / 含意関係認識
研究概要

本年度は、1. 論文検索において有用なテキスト間関係のアノテーションデータの構築、2. テキスト間関係の自動認識手法の開発、および 3. テキスト間関係を利用した論文検索のプロトタイプシステムの開発を行った。
項目1については、前年度に策定したアノテーションガイドラインに基づき、情報科学分野の学術論文のアブストラクト100件に対し、テキスト間関係のアノテーションを行った。このアノテーション作業の課程で表出したガイドラインの問題については随時検討を行い、ガイドラインの修正を行った。また、最終的なガイドラインを用いて第3者によるアノテーション作業を行い、アノテーション作業の一貫性評価を行った。
項目2については、テキストからのイベント抽出の既存手法を応用した手法を開発し、項目1で開発したアノテーションデータを用いて評価実験を行った。学習データが小さいため認識精度はまだ十分ではないが、外部リソースや半教師あり学習などを利用することで、より精度を向上させることができると期待される。
項目3については、テキスト間関係を利用した論文検索システムを開発し、単なるキーワード検索ではなく、そのキーワードが論文で果たす役割(手段、入力、結果、評価など)に基づいて検索結果を分類することができることを示した。ここでは、項目2で開発した技術を応用し、情報科学分野の学術論文のアブストラクト約3000件に対してテキスト間関係を自動認識した結果を検索対象データとして用いている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Relation Annotation for Understanding Research Papers2013

    • 著者名/発表者名
      Yuka Tateisi, Yo Shidahara, Yusuke Miyao and Akiko Aizawa
    • 雑誌名

      Proceedings of LAW-7

    • 査読あり
  • [学会発表] 情報科学論文からの意味関係抽出に向けたタグ付けスキーマ2013

    • 著者名/発表者名
      建石由佳,仕田原容,宮尾祐介,相澤彰子
    • 学会等名
      言語処理学会第19回年次大会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2013-03-15

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi