研究課題/領域番号 |
22300037
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
藤代 一成 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (00181347)
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研究分担者 |
竹島 由里子 東北大学, 流体科学研究所, 講師 (20313398)
早瀬 敏幸 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (30135313)
高橋 成雄 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (40292619)
高山 毅 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (70275402)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 可視化 / 出自管理 / オントロジー / 微分位相解析 / 流体工学 |
研究概要 |
本課題の最終年度の研究実績は次の4点に要約される. 1)Hesselink, Post, van Wijkの可視化マッピング分類(1994)に,目的指向のWehrendマトリクス(1990)を組み合わせ,さらに情報可視化分類であるB. ShneidermanのTTT (data Type-Task Taxonomy, 1996)を加味することにより,流動場を主対象とする,より包括的な視覚分析オントロジーを構築した.その結果,旧来の流動可視化と情報可視化を連動させられ,意志決定に直接的に役立つ可視化応用設計支援環境の理論的基盤が完成した.ここでは,微分位相解析機能がもたらす視覚効果を同定し,各種可視化パラメータ値を推奨するフィルタリング機能の取込みについても考慮されている. 2)階層的出自管理モデルに基づき,可視化出自管理に本質的な機能拡張を施した.すなわち,プロジェクトマネージャ/ビューワにおいて,上位バージョンの下位バージョンとの連動更新機能,特に下位の個々の同型最新可視化バージョンを収集し,スプレッドシート型に組織化する並置化と,未実行のセルに対応する可視化プロダクトを出自情報から自動的に補完する機能が実現された. 3)長期間・大規模の出自情報を効率的に管理し,さらなる視覚解析の方向性の探索を容易にすることを目的として,バージョンツリーの詳細度制御を導入した.その実現のために,可視化目的,技法選択,可視化パラメータ調整,研究メモ追加等の多くの設計ファクタを考慮に入れたバージョンの大局的・局所的価値評価関数を設計し,その閾値処理により適切な粒度のバージョンツリーの縮合表示を可能にした. 4)ハイブリッド風洞システムから得られた角柱後流の2次元流動場解析をはじめ,流血,砂塵,焼結等の具体的な流動解析問題への適用を通じて,上記の機能のフィージビリティスタディを実施した.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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