現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
表示系に関しては順調に各種映像品質評価実験を実施し,興味深い実験結果が得られており,国際会議で最優秀論文賞を受賞するなど,当初計画以上の成果が出ている.インタフェース系に関しても,ARコンテンツ操作インタフェースの研究開発以外に,広視野HMDを活かす情報提示方針を調査する実験が進行しており,当初計画以上の成果が出ている.撮像系に関しては,カメラ治具の費用が予想を上回り,次年度予算で導入することとなったことなどから研究が進展していない.以上計画以上の部分と計画以下の部分があるが,総合的に判断して,おおむね順調に進展しているといえる.
|
今後の研究の推進方策 |
平成24年度は,平成23年度に計画して前項に記した理由で進展していない撮像系の研究を加速させる必要がある.5月中にも必要機材の調達を済ませ,夏~秋にかけて研究を進めていく.表示系に関しては映像品質の実用性は確認できたが,HMDのサイズが大きくやや嵩張ることから再帰性半透過スクリーンの小型化を行い,屋外システムを実現する.インタフェース系については前年度までに実現した情報提示方針に従い,表示系との統合を検討する.いずれも実施可能で無理のない計画と考えている.
|