研究課題
本研究開発での共感インタフェースは、実世界及びアバタを介した仮想世界において身体を介して引き込むことで、思いが共有される実感を伴うインタフェースである。その研究開発の道具立てとして、身体的コミュニケーションの合成的解析・理解のための身体的バーチャルコミュニケーションシステムEVCOS、コミュニケーション支援のための身体的インタラクションシステム、コミュニケーション場の生成・制御のための集団インタラクション・コミュニケーションシステムを実用性の観点からプロトタイプ開発をした。具体的には、携帯電話端末およびモバイル端末において、話し手及び聞き手のうなずきや身体の引き込み動作を発話音声に基づいて自動生成する音声駆動型身体引き込みキャラクタInterActorにユーザの頭部動作を直接反映させることで、身体的インタラクションを促進させ、コミュニケーションを支援するモバイルシステムを開発展開した。とくにリアルな外観を持つ人型キャラクタによる一体感の向上を目指して、「身体的なりきりモバイル」を開発し、官能評価によりユーザの楽しさや一体感の向上などシステムの有効性を示した。またInterActorを応用し、バーチャル空間で仮想観客の役割を果たす植物型の身体的引き込みオブジェクトInterObjectを開発し、コミュニケーション解析システムEVCOSに導入して、InterObjectがバーチャルコミュニケーション支援に有効であることを示した。これら音声インタフェースの開発だけでなく、タイピングから引き込み動作を自動生成して身体的インタラクションを促進し、コミュニケーションを支援するするタイピング駆動型身体的引き込むシステムの開発展開など、システムのプロトタイプを体感できる形で実装提案し、「ドラえもんの科学みらい展」等で公開展示した。
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ヒューマンインタフェース学会論文誌
巻: Vol.13, No.1 ページ: 23-30
日本機械学会論文集(C編)
巻: Vol.76, No.772 ページ: 3969-3703
巻: Vol.76, No.766 ページ: 147-154